成虫のはずが幼虫や前蛹、蛹だった…どうしょう?



・成虫の取り出しは、じゅうぶん気をつけてください。
・もし、いつもの幼虫とかわりがなかったら新(あたら)しい木を入れて、飼育を続(つづ)けます。
・前蛹(ぜんよう…さなぎになる前のこと)や蛹(さなぎ)だったりすることがあります。この時に傷(きず)をつけるとほとんど羽化(うか)は失敗(しっぱい)します。
・何よりもよく観察(かんさつ)や記録(きろく)を残(のこ)してこのようなことにならないようにすることが大切ですが…。
・このような時は、次の2つの方法(ほうほう)があります。



わゴムでしっかりとしばって置(お)いておく

・蛹室(ようしつ…蛹になる時につくるへや)があまり壊(こわ)れていない時は、もとのようにきちんと割(わ)ったところをあわせるようにしてわゴムでしばります。
・ほかの小さな虫などが入ると困(こま)るので古いマット入れません。ふたはしておきます。



CDケースなどに移しかえる

・蛹室がこわれてしまった時には、CDケースなどに移(うつ)しかえる方法があります。CDケースは、100円ショップなどにもありますし、ほかのものでも工夫(くふう)できます。
・CDケースの中にクッキングペーパーを入れます。その時、紙のはしが(四か所)CDケースのふたではさむようにしてください。クッキングペーパーでゆりかごのような状態(じょうたい)にします。

・前蛹や蛹が傷ついていなければ、羽化をします。水分はあたえません。
・「前蛹から成虫まで」や「前蛹になる直前(ちょくぜん)」、「成虫になる直前」でも羽化させることができます。ただし、前蛹や蛹は、そっとクッキングペーパーの上をすべらせるようにしてていねいに入れてください。ちょっとでも傷つけると失敗します。

 
・CDケースは直射日光のあたらない場所においてください。
・羽化直後(ちょくご)のはねの白い成虫を見ることができます。



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