((成虫(せいちゅう)の取(と)り出しと飼いかた))



成虫を取り出す時期(じき)


・7月から8月はとても楽しみです。これまでの結果(けっか)が分かるのです。
・夏にうめこんだものは、次の年の7月ごろから羽化(うか…成虫になること)を始めます。大きくなるものや状態(じょうたい)のよくないものは、次の年までかかることがあります。冬の終(お)わりから春にかけてうめこんだものは、もう少し早く羽化します。時々(ときどき)その年に羽化するものもいます。8月よりも後で羽化したものは、次の年までそのままにしておきます。
・7月に羽化したものは、2週間ほどたってから仮(かり)のケースに入れます。
・でも、けっこうこの時期に失敗(しっぱい)する人もいるようです。



成虫を取り出すときに用意(ようい)するもの

仮のケース
・ドライバーなどを使(つか)って木をさこうとすると、よくクワガタムシを傷(きず)つけます。手で木をさくようにしてください。
・取り出した成虫は2〜3週間は餌を食べません。また、いきなりほかの成虫の入れ物に入れていっしょにすると大きなオスでも前からいるメスに食べられてしまうことがよくあります。100円ショップなどで売(う)っている「しっかりした弁当(べんとう)のおかず入れ」などを使うと便利(べんり)です。左に写(うつ)っているのは、大きさをくらべるためのレンズのキャップです。



飼うときの準備(じゅんび)のしかたと餌の与えかた

・成虫を取り出して半月(はんつき)ほどたってから、同じ年に取り出した成虫でペアーにします。オスとメスを1ぴきずつ入れるか、オス1ぴきにメスを2ひき入れます。詳(くわ)しくは、「成虫の飼いかた」を見てください。
・しばらくの間ほとんど餌を食べずにもぐっていますが心配(しんぱい)はいりません。でも、念(ねん)のためゼリーは入れておきます。






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