2013年の春、クロスジギンヤンマの羽化を見に行きました。少し時期が遅いかもしれないということでした。
つくとすぐに羽化後のクロスジギンヤンマが目に入りました。しかし、レンズを通して見えたものは1枚の折れた翅が風に吹かれているギンヤンマでした。このように羽化を失敗するものは多いそうです。これまでほとんどのものがうまく羽化をするものだと思っていました。大変な間違いでした。
翅が延び始めているクロスジギンヤンマがいました。「早く伸ばして。」そう思うようになりました。
ちょうど羽化を始めたクロスジギンヤンマがいました。いろいろな姿が見られると喜びました。しかし、このまま何時間たっても動くことはありませんでした。
ほんの数10cmの距離に、生き続けることのできない命と生きる可能性のある命がならんでいました。
近くによく見ると翅が少しだけよじれたクロスジギンヤンマがいました。でも、飛び立てば水に落ちるでしょう。
ヤゴから体が出ないものが2ひきいました。翅が折れたり、曲がったものは2ひきでした。飛べたクロスジギンヤンマは2ひきでした。
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