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やっと会えたニホンノウサギ

 

木の下に潜むニホンノウサギ
2011年6月14日…大阪府池田市五月山

 

 ニホンノウサギとの距離は約5mです。レンズは200mmのマクロしか持ってきていません。上の写真はトリミングをしていません。

毛づくろいをするニホンノウサギ

 山の中の農作業用の道を歩いていると前方にニホンノウサギがシルエットで見えました。丸見えの状態なのですが気づいていません。しかし、動けません。200mmのマクロレンズしかないのでどうすればいいか考えました。ニホンノウサギはのんびりと毛づくろいなどをしています。そのうちに向かって左にあるアラカシの葉を食べ始めました。

アラカシの葉を食べるニホンノウサギ

 近づくチャンスです。アラカシの中にニホンノウサギが頭を入れるたびに数mずつ前に進みました。まるで「だるまさんが転んだ」です。なんとかきれいに写せる距離になりました。もちろんアップができる距離には近づきようがありません。

食事を終えたニホンノウサギ

 アラカシを食べ終えたニホンノウサギがじっと遠くを見ていました。上の写真です。その後、アラカシの向こうにまわりました。

反対側に出てきたニホンノウサギ

 アラカシの反対側に姿を見せました。そして、なんと…。

気づいたニホンノウサギ

 こちら側に向かって歩き始めました。しかし、その時にはニホンノウサギに近づきすぎていました。目があいました。すっと向こうの方に逃げていきました。もっと近くから撮影をしたい。ニホンノウサギの行く先を予想して先回りをしようと走りました。そして予想した場所に行ってそっと近づいていきました。すると…。

走り出したニホンノウサギ

 木の下にニホンノウサギが潜んでいました。最初の写真です。ピクリとも動けません。ふだんは4時間ほど立ちづめの時があるのでじっと立っているのは平気なはずです。しかし、ピクリとも動かずに立っていると2〜3分で足がつりそうでした。10分間この状態が続きました。と同時にニホンノウサギは走り去りました。上の写真もトリミングなしです。

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