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ウラギンシジミ

翅を開いたウラギンシジミのオス
2011年7月13日…大阪府池田市伏尾町

 これまでウラギンシジミ科に分類されていたウラギンシジミが、シジミチョウ科に分類されるようになってきました。シジミチョウ科に分類されてもやはり生態ではほかのシジミチョウとは違うと感じることがあります。

 夏、ウラギンシジミの姿を見ることが多くなります。クズの周囲には特に多いようです。幼虫がクズの花やつぼみを食べるからです。2011年7月13日、地面にウラギンシジミがいました。ふだん夏にはあまり開かない翅を開きました。オスの鮮やかな赤い色が見えました。メスはこの部分が白い色をしています。

ウラギンシジミのオス
2009年6月7日…大阪府池田市五月山

 翅を開くウラギンシジミのオスです。

ウラギンシジミのメス

 翅を開くウラギンシジミのメスです。

葉の裏に止まったウラギンシジミ
2011年8月8日…大阪府池田市伏尾町

 ウラギンシジミが飛んできてアラカシの葉裏に止まりました。このようにウラギンシジミは葉の裏に止まることがよくあります。なぜかアラカシの場合が多いようです。

鳥の糞に来たウラギンシジミ
2011年8月11日…大阪府池田市東山町

 鳥の糞にウラギンシジミがやってきていました。写真を見てもわかるように、糞から微量な物質を吸っているのがわかります。

吸水中のウラギンシジミ
2011年8月12日…大阪府池田市東山町

 ウラギンシジミが地面に止まっています。このようなときには口を伸ばしています。水分に含まれている微量な物質を取りこんでいるのです。このときは、破損のひどいウラギンシジミでした。

越冬中のウラギンシジミ
2012年1月15日…大阪府東大阪市枚岡公園

 大阪市立自然史博物館の観察会がありました。ササの葉の裏にウラギンシジミがとまっていました。越冬しているウラギンシジミはメスです。(※観察会の説明で言われていたのでなるほどと思って書きましたが違う場合があります。確かに越冬後のものはメスが多いのですが、越冬後のオスも見ることがあります。)枯れ葉で越冬しているものもいました。

枯れ葉の裏で越冬するウラギンシジミ

成虫越冬後のウラギンシジミのオス
2010年4月10日…大阪府箕面市箕面

 成虫越冬後のオスのウラギンシジミの写真です。越冬はメスが多いようですがオスが成虫越冬しないわけではないようです。

成虫越冬後のウラギンシジミのオス

越冬後のウラギンシジミ
2012年4月5日…大阪府池田市東山町

 越冬から覚めたウラギンシジミが飛んでいました。

産卵するウラギンシジミ
2012年4月18日…大阪府池田市伏尾町

 ウラギンシジミが新芽に産卵をしていました。植物はヤマフジのような感じがするのですがさっぱりわかりませんでした。

6月のウラギンシジミのオス
2013年6月1日…大阪府池田市五月山

 ウラギンシジミのオスがいました。6月に入ってすぐのオスは特にきれいです。

ウラギンシジミの産卵
2013年6月13日…大阪府池田市五月山

 フジにウラギンシジミが産卵をしていました。

ウラギンシジミの卵
2013年6月16日…兵庫県三田市

 フジの新芽にウラギンシジミが卵を産んでいると呼んでもらいました。卵の場所も聞きました。目を離すともうわかりません。もう一度教えてもらいました。

初見のウラギンシジミ
2014年5月29日…大阪府池田市五月山

 ウラギンシジミが飛んできました。新鮮な夏型のオスです。初見です。

ウラギンシジミの卵の写真
2015年9月15日…大阪府池田市(飼育・兵庫県西宮市産)

 9月13日にウラギンシジミの卵を採集してきました。これまで卵はよく見ていたのですが幼虫を見ていませんでした。かわいいのでよく知られています。
 卵の撮影をしようとよく見ているといっしょに幼虫もいました。亜終齢のようです。終齢はもっと大きいそうです。

ウラギンシジミの幼虫の写真

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