コイ科(コイ亜科)

コイ

コイの写真
2009年8月17日…兵庫県川西市小花

 これがコイです。知らない人はありませんね。猪名川では、多い魚に入ります。りっぱなひげがあります。何本あるのでしょう。この写真は、川の中を泳いでいるものを撮ったものです。大きくなると猪名川でも1mちかくにまでなります。早春には産卵行動も見られます。

(大阪府池田市周辺を基準にしています)

コイの産卵

 猪名川(大阪府池田市周辺)では3月下旬から4月の上旬にコイが産卵をします。

コイの産卵場所

 2006年4月9日、コイの産卵の様子を見ることができました。

 産卵をしていると聞いたのは午後1時前でした。大阪府池田市神田(こうだ)の産卵場所に行くと浅い場所を泳ぐコイの姿が見えました。時々コイがからみあっているのか波が立ちます。

コイの産卵
2006年4月9日…大阪府池田市神田(猪名川)

 何度か産卵をしているようですがなかなかそれらしい写真が撮れません。なんとかそれらしく写っているのが上の写真です。動画のほうがよく雰囲気が伝わりそうです。

 2006年はその後産卵の様子は観察できませんでした。ピークは9日の前だったのかも知れません。多い年にはもっとたくさんのコイが集まるそうです。

 2007年3月29日、川岸でコイが音を立てていました。バンやヌートリアの観察をしていたので写真を撮れませんでした。翌30日、わたしは仕事があるので写真を撮ってきてもらいました。それが下の写真です。川面が波立っています。ひれのようなものも見えています。コイの産卵です。

コイの産卵…?
2007年3月30日…大阪府池田市神田(猪名川)
波立つ川面とコイのひれ

 コイのひれが見えます。激しく波立っています。

 産卵の直前のようすかと思われます。

 コイの全身が見えました。産卵の最中だと思います。

 浅瀬で命の危険もかえりみず産卵をするようすを見ると、心をうたれるものがあります。

全身を乗り出すコイの産卵
産卵中の2ひきのコイ

 2ひきの姿が見えました。生き物が次の世代に命をつないでいこうとする姿をみたような気がします。

釣り上げられたコイ
2011年11月21日…大阪府池田市桃園

 コイが釣れました。大きなものを釣り上げるのにはけっこう時間がかかります。猪名川ではこのような光景が毎日見られます。

コイの産卵
2015年4月29日…兵庫県三田市

 兵庫県三田市の例です。2015年4月28日、橋の上から見るとたくさんのコイが産卵をしていました。もともとの野生のコイではないと思います。


コイの産卵の写真
2019年5月14日…大阪府池田市猪名川
 コイが産卵をしていました。と書きましたがいくつかおかしいと思っていることがあります。まず、川の流れのある浅い場所であること。時期がやや遅いこと。産卵と見えるのですが少し変です。昔からの枯れ草などがたくさんある場所がなくなったからかなとも思います。放流したものだから気にすることもないのかもしれませんが。