コオロギ科
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ミツカドコオロギ
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2016年9月24日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市産)
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成虫の見られる時期
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8月〜10月
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成虫の見られる場所
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荒れた土地の草原・田畑の周辺の草原・市街地の草原
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鳴き声
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「リー・リー」という鳴き方を繰り返す。ハラオカメコオロギなどと比べると強く鋭い感じの声である。
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北摂地域では、都市化がすすんだ場所でも、見られる。市街地に空き地がある場所でも見られることがある。畑の周辺の積まれた枯れ草の中などにもハラオカメコオロギやエンマコオロギとともに見られることもある。石ころがころがっているような荒れた場所によく見られます。
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(大阪府池田市周辺を基準にしています)
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2005年9月3日…大阪府池田市伏尾町
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夜間に何びきもの中型のコオロギが歩いていました。多かったのがミツカドコオロギでした。夜、アスファルトの上を歩いているのを見るのは初めてでした。
中型のコオロギで、鳴くのはオスだけです。
「リー・リー・リー」というよりも、強くて鋭い声で鳴くので、「キッ・キッ」という感じもすると書いたほうがミツカドコオロギの鳴き声をよくあらわしているのかもしれません。
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上の写真はミツカドコオロギのオスです。左の写真がメスです。
オスは頭部が三つの角になっているので分かりやすいのですが、メスはほかの種類と区別がつきません。オスの足の模様などをくわしく見て、同じ模様のものがミツカドコオロギのメスです。
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2012年9月27日…大阪府池田市桃園
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最近近くのマンションのコンクリートの隙間からミツカドコオロギの鳴く声が聞こえていました。しかし、姿は見えませんでした。今日うまく壁を上っているのがいました。下の写真はミツカドコオロギの顔(頭部)です。
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2016年9月28日…大阪府池田市桃園
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同じように壁を上るミツカドコオロギのメスの成虫です。町の中の乾燥した荒れた環境にはコオロギはすみにくいものですが、ミツカドコオロギはこのような環境に見られます。
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2017年6月14日…大阪府池田市(飼育-大阪府箕面市産)
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かつて大阪府池田市の五月山にある杉ヶ谷にはミツカドコオロギがたくさんいました。ところがその場所が花壇になっていました。ほとんどミツカドコオロギは見られません。荒れた場所を見ると、きれいにしたくなるようです。荒れた場所には荒れた場所にしかすめない生き物がいます。生態系の多様性が大切です。
ちょっとした環境についての見方が「生物多様性」に大きく影響する場合があります。杉ヶ谷で捕まえたものからは上の写真のようなミツカドコオロギの幼虫は孵化しませんでした。写真は大阪府箕面市産の孵化直後のミツカドコオロギの幼虫です。
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2016年9月20日…大阪府池田市(飼育・箕面市産)
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ミツカドコオロギのオスなどは写真のように翅をうきあげるようにして鳴きます。
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2016年9月24日…大阪府池田市(飼育・箕面市産)
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ミツカドコオロギのオスはかんたんにほかのコオロギと区別ができます。ところがメスは見慣れない人には難しいようです。参考にミツカドコオロギのメスとオスの写真をのせておきます。上がミツカドコオロギのメスの写真です。
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2016年9月20日…大阪府池田市(飼育・箕面市産)
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ミツカドコオロギの産卵のようすです。
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2016年9月20日…大阪府池田市(飼育・箕面市産)
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2017年5月30日…大阪府池田市(飼育・箕面市産) |
ミツカドコオロギ初齢幼虫の写真です。上で紹介している写真と同じです。孵化当日か1日後のようです。ほかのコオロギからは想像もつかない色と模様をしています。頭部全体が黄色がかり胸部の一部も同様に黄色くなっています。その上触角も特異といかいいようがない模様です。成長するにつれて他のコオロギと同じようになっていきます。 |
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2017年6月8日…大阪府池田市(飼育・箕面市産) |
背景が赤いニンジンのためか、ミツカドコオロギの若齢幼虫の黄色い部分が目立たなくなったような気がします。 |
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