キリギリス科
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クビキリギス
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2006年4月29日…大阪府池田市桃園
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成虫の見られる時期
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10月〜翌年の7月(成虫越冬)
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成虫の見られる場所
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山ろくや河川敷などの草原、都市化が進んだ場所でも見られる
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鳴き声
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「ジー」と強い連続音で鳴く。「ジー」という鳴き声のキリギリスのなかまは多いが、春に鳴くのはこの種だけ。
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都市化がすすんだ場所の草原でも見られる。猪名川の河川敷、や町の中に残った畑、都市近郊の山ろくでもよく声を聞く。成虫越冬をする。
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(大阪府池田市周辺を基準にしています)
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2006年4月29日…大阪府池田市桃園
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春の夜、「ジー」という連続音でクビキリギスが鳴きます。春にこのように鳴くのはクビキリギスだけです。遠くからでもよく聞こえます。ただ、近づいてもどこでないているのかは分かりにくいようです。
左の写真は、猪名川の河川敷で鳴くクビキリギスです。目の前方、触角のつけねあたりがくびれています。生態写真ではなかなかうまく撮らせてくれません。スケッチや標本を見るとはっきりと分かります。クビキリギスの特徴です。
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夜、ヒメボタルを調べていると街灯に飛んできて駐車場のフェンスにとまりました。
赤い口も特徴のひとつです。かまれると大変痛いので持つときは背中からはさむように持ってください。
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2006年5月22日…大阪府池田市建石
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2006年6月25日…大阪府池田市五月山
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2006年6月25日、観察会で子どもに、「触角が髪の毛のように細いバッタを探してください。」と言うと捕まえてきてくれました。冬を越した成虫は6月〜7月くらいまで見ることができます。
左のクビキリギスも、「長生きをした。」という感じがします。
ただし、見つけるだろうと思っていたのは成虫になりたてのヤブキリのはずだったのですが…。この日は、出会いませんでした。
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クビキリギスの幼虫です。キリギリスのなかまの幼虫は、4月ごろから見られることが多いのですが、このクビキリギスの幼虫は夏の終わりごろによく見られます。
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2005年9月3日…大阪府池田市五月山
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2007年5月5日…大阪府池田市伏尾町
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2007年5月5日午前、草の中で、「ジー」と鳴く虫がいました。
クビキリギスです。春の夜によく鳴くキリギリスのなかまですが昼にも鳴きます。
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2006年7月7日夜、まだ池田市桃園(猪名川河川敷)でクビキリギス(緑色)が鳴いていました。終見日です。
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2011年9月25日…大阪府池田市神田
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もうクビキリギスが成虫になっていました。クビキリギスは成虫になっても今は鳴きません。このまま越冬し、来年の春に鳴き始めます。成虫の期間が半年以上になります。成虫になってから長生きするキリギリスのなかまです。
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2007年10月14日…兵庫県川西市多田
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猪名川の河川敷にクビキリギスが何びきかいました。上の写真は長い産卵管を持つメスのクビキリギスです。
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2011年10月19日…大阪府池田市東山町
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2011年10月19日、農道を歩いていました。農道や周囲の草原ではクビキリギスが見られました。この時期にはまだ幼虫のものと成虫になったものの両方が見られました。
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2010年10月29日…滋賀県草津市滋賀県立琵琶湖博物館(飼育)
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新聞でも紹介されたピンクのクビキリギスです。もともと採集されたのは滋賀県大津市池の里で10月22日だったそうです。採集されたときにはピンク色でだんだんと写真のような赤茶色になってきたそうです。
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2013年6月29日…大阪府池田市五月山 Photo by
M.Mat.
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松本
勝さんからクビキリギスの写真が届きました。6月の下旬です。長生きをするものです。7月のクビキリギスを見たいものです。
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