コオロギ科
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カネタタキ
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Photo by matsukiyo.
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成虫の見られる時期
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8月〜12月
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成虫の見られる場所
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市街地の家の周囲に木がある環境から、森林まで
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鳴き声
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チン・チン・チン・チン・チン
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『木のある場所にならどこにでもいる。』とまで書くと大げさかもしれませんが、町の中でも森の中でも鳴いています。近くに少し木が残っていれば、家のウメなどの盆栽(ぼんさい)にもすみつきます。枝の切られた部分にメスが産卵するためです。もちろんメスは鳴きません。オスがいるのは、メスにとって産卵によい場所に集まるからではないかと思います。
お寺の鐘(かね)が、「ゴーン」ではなく、かわいく「チン・チン・チン」と鳴きます。家の周囲でも、ごくふつうにいるため簡単に鳴き声を覚えることができます。
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(大阪府池田市周辺を基準にしています)
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2005年8月28日…兵庫県川西市山下
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兵庫県川西市で「秋の鳴く虫の観察会」をしていると、クズの葉の上にカネタタキのめすがとまっていました。
カネタタキのめすだけを探そうとしてもなかなか見つかりませんが、木の幹や葉の上にとまっていることがあります。
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こちらは池田市での観察会で姿を見せたカネタタキのめすです。ススキの葉の上にとまりました。
コオロギのなかまも触覚が長いのが良く分かります。
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2005年9月3日…大阪府池田市伏尾町
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2005年9月10日…大阪府池田市桃園
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くつろいでいるとすぐ近くから、「チン、チン」と鳴き声が聞こえます。カネタタキです。
なぜかカネタタキは家の中に入り込みます。隙間から中に入る習性があるのでしょう。何度かこのようなことがありました。
よく探すと鳴いている姿を見ることができます。木の上で鳴いているときはなかなか姿を見ることができませんが、家の中では簡単です。歩き回りながら鳴くことが多いようです。
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カネタタキのめすは翅が退化しています。
おすもほかのコオロギのなかまとくらべると小さな翅をしています。カンタンのように葉などを共鳴の道具として使うわけではありませんがとてもよく聞こえる声で鳴きます。
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2011年9月24日…兵庫県伊丹市下河原
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久しぶりに猪名川河川敷の鳴く虫のようすを夜に確かめに行きました。河川改修工事が繰り返され、まるで町の中とたいして変わらないほどの貧弱な鳴く虫の種類でした。なんとかクズの葉の上にいたカネタタキのメスを1ぴきだけ見つけることができました。
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2009年10月17日…大阪府池田市桃園
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2009年10月17日、久しぶりに家の中でカネタタキの鳴き声がしました。そういえば、昨夜も少し鳴いていました。カネタタキが鳴いていたのは午後9時ごろから10時ごろでした。結構警戒心が強く、少し動いただけで鳴くのをやめてかくれてしまいました。
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2010年11月23日…奈良県奈良市奈良公園
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11月23日、奈良県奈良市の奈良公園周辺で観察をしていると石の塀のすみにカネタタキのメスがいました。11月というとよくこのような季節にも残っているものだと思いますが、大阪府池田市の五月山では12月11日に成虫のカネタタキのメスを採集したことがあります。
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2010年10月10日…兵庫県三田市
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兵庫県三田市で昆虫の撮影をしているとムシクイのなかまがコオロギのなかまを食べていました。写真で確認するとカネタタキのようでした。
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2012年9月27日…大阪府池田市五月山 Photo by
M.Mat.
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トイレの中にカネタタキのメスがいたそうです。松本
勝さんの撮影です。この時期には夜に鳴くカネタタキの声が聞こえなくなってきます。しかし、活動しているカネタタキは多いようです。
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2012年10月1日…大阪府箕面市箕面滝道
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箕面の滝道を歩いているとカネタタキがいました。メスの成虫です。昨日の台風17号のためか触角が短くなっていました。
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2014年9月27日…兵庫県川西市一庫
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夜に活動する昆虫を観察しました。そこらじゅうでカネタタキを見かけました。なるほどかしながホイホイに大量につかまるのがよくわかりました。
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2015年9月18日…大阪府池田市(飼育・大阪府池田市伏尾町産)
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昨夜カネタタキが産卵をしていました。上の写真のように枯れた枝に産卵をします。
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