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職場の鉢植えのウメの花が散りました。近くの梅林では、そろそろウメの花が満開の時期をむかえているころです。上の写真は、八重咲きの紅梅の蜜をヒヨドリが吸っているところです。 ところで八重咲きのウメの花は実がつかず、種ができません。八重咲きのウメの花の花びらはおしべが変化したものです。人間が作り出した美しさを求めた品種です。よく探すと時々おしべか花びらか分かりにくいものを見つけることができます。どうして実がつかないのでしょう…? 完全に八重になっておしべのないものもあります。また、一部や半分以上のおしべがないものもあります。おしべの残っている花をよく見るとめしべもあります。「おしべもめしべもあるのだから実がなるはず。」なぜ実ができないのかわかりませんでした。 聞くと…このような花ではおしべもめしべも十分に成熟していないそうです。おしべにはまともな花粉がありません。めしべも未成熟です。そのため、めしべやおしべがあっても実がならないのです。人間が美しさを求めてかけ合わせた品種には、稔性(ねんせい…みのる性質)がないものがよくあります。 (菅井先生の指導のもとにまとめました。) |
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