((ツマグロヒョウモンの飼(か)いかた))



ツマグロヒョウモンを飼う時期(じき)


・4月上旬(じょうじゅん)から5月上旬…このころに、学習園(がくしゅうえん)などに植(う)えられている「パンジー」や「ビオラ」の植えかえをするからです。ただし、年によっては、6月の中旬(ちゅうじゅん)から下旬(げじゅん)に、よく見つかることもあります。特に、その年の気候(きこう)や、パンジーなどが植えられた時期によって、大きく変わるようです。

 1999年は、5月上旬に、2000年は、6月中旬によく見つかりました。

 2005年は、4月15日に小学校三年生の子ども達がプランターなどのパンジーから幼虫を10ぴきほど見つけてきました。

・大阪府でもツマグロヒョウモンは、幼虫で越冬(えっとう…冬をこすこと)するようになりました。

・モンシロチョウのように、うまく卵(たまご)を見つけられないということがありません。幼虫(ようちゅう)が町の中にたくさんいるのです…?




幼虫を飼うときに用意(ようい)するもの

飼育ケース(大)
・必要(ひつよう)なものは、飼育ケースの大きいものだけです。ペットやさんで売られているものは、小・中・大・特大などがあります。「大」よりも大きいもので飼うとうまくできます。



飼うときの準備(じゅんび)のしかた

・学習園などでパンジーやビオラの花のかれかけたものを見つけます。

・いつごろ植えかえるかを聞いて、その時にもらえるようにたのんでおきます。

 




・4月には、かれかけたものが目だち始(はじ)めます。

 



・よく見るとツマグロヒョウモンの幼虫(ようちゅう)がいます。



 



飼いかた

・飼育ケースの「中」に入れるといっぱいで蛹(さなぎ)になりにくくなります。

・飼育ケースの「大」に根(ね)のまわりの土ごと入れます。



 



・たくさん幼虫を入れても大きくなっているものが多いのでだいじょうぶです。



 



・すぐに蛹になるものがいます。左のなりたてのものは、うすい色をしています。アゲハチョウやモンシロチョウとちがい、蛹はぶらさがっています。



 



・羽化(うか…おやになること)が始まりました。







自然でのようすを観察してみましょう


・花壇(かだん)の近くの壁(かべ)に何かがいます。

 

 



・よく見ると、ツマグロヒョウモンの幼虫です。蛹になるところをさがしています。



 



・壁や屋根(やね)の下に蛹が見つかります。


 

 



・タテハチョウのなかまの蛹には、キラキラと光るところがあってきれいです。






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