話を聞かせてもらおう

 総合学習に関わらず、ほかの人に話を聞かせていただくのは、とても便利な勉強の方法です。それに、教室で先生の話を聞いたり、本で調べているときよりも、もっとどきどきするものがあります。もちろんどきどきしながら、先生の話を聞いたり、本で調べることができるようになることも大切なのですが…。いろいろな目的に合った方法で調べるといいです。

 3年生では、私たちの身近なことを調べることが多くなります。ほかの学年でも、同じですが…。

 たとえば、お店のことを調べるとします。(後?)

 まず自分の五感を生かして調べてみましょう。

 五感とは、「視覚」・「聴覚」・「臭覚」・「味覚」・「触覚」です。「見る」といっても、ふだんのように見るのではありません。「その気になって」?見ないと何も知りたいことは見えてきません。「その気になって」とは、自分で調べる目的をもつことです。「何を」知りたいのかがなければ、なかなか見えてきません。

 魚屋さんに行ったとしましょう。「どんな魚を売っているのだろう。」・「何匹くらい売っているのだろう。」・「ねだんはいくらくらいするのだろう」…自分の目で調べられることはたくさんあります。自分でなかなか思いつかない人は、「種類」・「数」・「量」・「金額」・「人の様子」などについて、何かないかなとよく見てください。

 次に、自分の耳で調べてみましょう。魚たちのおしゃべりが聞こえてきませんか。ここまで聞こえるといいのですが、残念ながら私にもそこまで聞くことができません。でも、「お店の人の声」・「お客さんの声」・「水の流れる音」・「店の前を歩く人の足音」・「走る車の音」…さまざまな音が聞こえてきます。お店に音楽が鳴っているかもしれませんね。まず、このような音があることに気づいてください。そして、その中から自分の目的に合った情報を選んでください。

 このように調べていると、もちろん魚のにおいにも気づくはずです。でも、かってに魚をさわったり、いきなり食べたりするとしかられますので調べるといっても相手の人に迷惑にならないようにしてください。それに、お店の人は、仕事をしているのです。時刻によっては、いるだけでも迷惑になることもあります。お店がこんでいるときはあたりまえですが、お店を開けてすぐの時刻もいそがしい時間なのです。

 お店調べのときに気をつけること

 先生も相手の人にきちんと連絡をしなくて失敗をしたことがあります。同じような失敗をしてもらわないように次のことに気をつけるようにしてください。
・先にお願いの連絡をしておく。もちろん、先生にも言っておきます。
・電話などで連絡をするときには、「あいさつ」・「自分の紹介」もできることが
・連絡のときに、「いつ」・「何について知りたいのか」を伝えておく。

 調べ学習での電話のかけ方

 調べ学習での手紙の書き方


戻る