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さくら(ソメイヨシノ)の花が散る…ではなく落ちる…?

2002年3月26日、さくらの花がたくさん落ちていました。

 さくらの花の下に車をとめておくと大変なことになります。

 ただし、いくらこの年のさくらの開花(かいか)が早かったからといって、散(ち)るにはあまりにも早すぎます。

池田市豊島北 

 時期(じき)が早いのですが、このようなことは毎年(まいとし)起(お)きています。散っているのではなく、落ちているのです。

花のようすをよく見てください。

さくらは、花びらが散るのです。

これは、花が落ちているのです。

 わたしは、毎年見ていますのでめずらしいことではありません。場所によって、たくさん落ちているところと、ほとんど落ちていないところがあります。

 花のようすをよく見てみましょう。

 どこからちぎれているのか分かりますか…?

 みんな同じような場所からちぎれているのが分かります。

 さくらの木のようすをしばらく観察(かんさつ)してみてください。

 スズメです。

 ヒヨドリです。

 もうこれで分かりましたね。じつは、スズメやヒヨドリのしわざなのです。これらの鳥は花の蜜(みつ)をよくすいます。そして、花も落とします。

 春になれば、花びらが散る前にぜひ観察してみてください。

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