夏に歩いていたクロナガアリ

 

2006年8月20日…池田市桃園

 暑い夏、クロナガアリは地面の下で過ごしているといわれています。しかし、夏に歩いているクロナガアリもいます。2006年8月20日、大阪府池田市桃園でのことです。どうしたのでしょう?

 夏には地上にいない。クロナガアリの常識です。ところが確かめに行くと歩いていました。ただし、1ひきだけです。巣の入り口は開いていました。花火大会のために草が刈られていたので見つけやすかったこともあるのでしょうか。

 

撮影…2006年8月20日 大阪府池田市桃園

 こんなはずはありません。ときどきようすを見ることにします。

巣から体を出すクロナガアリ
2006年9月16日…池田市桃園

巣から出てきたクロナガアリ

 あたりには、秋の気配も漂います。アカトンボがいました。アキアカネかな?

アカトンボ

 2006年9月16日、夕方クロナガアリを見に行くと巣の周囲に何びきものアリが姿を見せていました。8月20日に見たときよりもずっと多いようです。秋の収穫にははやいような気もします。餌をくわえているものもいます。

草が刈られた生息地

 地上の環境にもけっこう影響されているようです。草を刈るのは花火大会のためだけではないようでした。