どうしてもクロナガアリをクロナガアリが運んでいるのが気になります。これまで見た感じでは死骸を運んでいるのではありませんでした。運ばれているクロナガアリは生きていました。しかも、頻繁(ひんぱん)にこのようなことが行われるのです。ほとんどの場合、運ばれるアリはじっとしています。
本箱に1さつのクロナガアリの本があります。中古で買った時に一度読んだだけで置いたままでした。偕成社が1978年に出版した「カラー自然シリーズ クロナガアリ」です。クロナガアリの巣がとても深いということと、1ぴきの女王アリが見つかったというところで複数の女王アリがいる場合もあるだろうと感じたことだけ覚えていました。何年ぶりかで開きました。ヒントがあるかもしれません。ありました。クロナガアリはなかまを運んで食べ物のある場所を教えるそうです。早速巣を見に行きました。
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