カヤネズミの冬に残された巣

 

 冬の河原(かわら)を歩くときに、下の写真のような場所(ばしょ)を気をつけて見てください。

かやねずみ2001年2月11日 大阪府池田市猪名川

 河川敷(かせんじき)が公園やグランドになっているところが多くなりました。

 しかし、よく探す(さがす)と左の写真のように枯(か)れた草が残っているところがあります。

 

 このようなところをよく見ると、地上から1mくらいのところに草のかたまりのようなものが見られます。冬には、地面(じめん)に落ちていることもあります。近づいて見ると下の写真のようなものがあります。

 

 

 この丸い鳥の巣のようなものが、カヤネズミの巣なのです。ただし、中にはカヤネズミはいません。夏に子どもを育(そだ)てた巣が残(のこ)されているのです。もちろん、次の年に使われることもありません。