ヨツボシトンボ

　ヨツボシトンボは翅にある黒い点が特徴のトンボです。里山のため池などで見ることができます。

　北摂地域でのヨツボシトンボの羽化の季節です。見に行くと羽化後時間のたっていないものがいました。しかし、羽化を失敗していました。羽化などは命にかかわる重要な瞬間です。

　5月になりました。ヨツボシトンボが多くなってきます。北摂地域では5月から6月にかけて活発に活動するようです。

　7月のヨツボシトンボです。見られる数が減ってきます。

　ヨツボシトンボが交尾をしながら飛んでいました。

　もうヨツボシトンボの羽化が始まっていると教えてもらいました。なるほど池を見ると羽化殻がいくつもありました。「今日はあきらめよう」と思いながら池を見ると羽化が終わりかけたヨツボシトンボがいました。下の写真は羽化が終了したころです。

　ヨツボシトンボがたくさん飛んでいます。交尾をするもの、産卵をするものもいます。少し離れた場所に羽化殻がありました。ヨツボシトンボの羽化殻だと思います。けっこう近くにとまるものもいました。

　ヨツボシトンボが羽化をしていました。翅がのびました。ちょうど壁に垂直になったと思ったとたん、風が吹きました。翅が手前に傾いてしまいました。ほかにも羽化後間もないヨツボシトンボが見られました。

　ヨツボシトンボが羽化を始めたとたん次々とクロヤマアリが集まってきました。羽化することもなくどんどん体をかじり取られていきました。

　こちらではきれいにヨツボシトンボが体を伸ばしていました。2ひきのオスとメスがたくさんの卵を産みます。そのなかから産卵できる成虫が2ひき育ってくれればいいのです。理屈ではわかります。そのわずかな数の後ろに消え去っていったたくさんの命があったのも事実です。