ヒメアカネ

　ヒメアカネはもっとも小さな赤とんぼのなかまです。オスの尻尾(しっぽ)の先はマイコアカネやマユタテアカネのように反り返りません。

　今日もヒメアカネを見ました。小さいと言っても、野外ではさほどほかの赤とんぼと比べて小さいようには感じません。実際に大きさを比べるとマユタテアカネよりも一回り小さいのがわかります。

　成熟したヒメアカネのオスの顔です。やや黒っぽい部分がある白い顔です。

　ヒメアカネのオスの顔の白さがわかるようにアップにしました。

　ヒメアカネのオスの胸部です。

　上の写真はヒメアカネのオスの尾の先です。上に反り返っていません。(尾部上付属器…びぶじょうふぞくき)
　下の写真はマユタテアカネのオスの尾の先です。上に反り返っています。

　いつもよりヒメアカネに出会うのが多い日でした。上の写真は池にいたヒメアカネのオスです。下の写真はすぐ横の木の枝にとまっていたヒメアカネのメスです。頭部を横から撮っているので見えにくいのですが、小さな眉状紋(びじょうもん)があります。

　10月になりました。この日はいつもよりヒメアカネに多く出会いました。上がオス、下がメスです。

　ヒメアカネが交尾をしていました。ヒメアカネがよく交尾や産卵をしている場所は足下がびしょびしょになるような環境が好きなようです。

　放置された植木畑の横の細い流れでヒメアカネが単独で産卵をしていました。流れには草が生えていました。午前11時59分でした。

　五月山公園でキリギリスのなかまを調べていると地面にヒメアカネのメスがとまっていました。この寒い時期にまで姿が見られると思いませんでした。