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ハッチョウトンボ


ハッチョウトンボのオスの写真


2014年6月15日…北摂地域(兵庫県)

 トンボ科ハッチョウトンボ属に分類されます。日本で一番小さなトンボで、世界でも特に小さなトンボの一種です。真っ赤なオスがよく知られていますが、これは成熟したもので未成熟のものは黄土色をしています。主に湿地に生息し、生息場所ではサギソウやトキソウ、モウセンゴケやイチモチソウのなかまを見かけます。

 北摂地域では、ずっと大阪府の剣尾山に生息していることが知られていました。また、大阪府能勢町地黄湿地ではハッチョウトンボなどが保護されています。兵庫県では六甲山系で見られるものが有名でした。生息場所も発生時期も限定されます。

 2014年は6月15日には発生初期のようで未成熟のオスが見られました。(写真・上)

ハッチョウトンボのメスの写真

 ハッチョウトンボのメスです。腹部がオスと比べるとやや太く模様があります。


ハッチョウトンボオスの写真
2016年6月20日…北摂地域(兵庫県)

 そろそろハッチョウトンボの最盛期が近くなっているだろうと思い、見に行きました。上の写真はハッチョウトンボのオスです。

ハッチョウトンボのオスの写真

 上の写真もハッチョウトンボのオスです。オスはテリトリーにとまっていて、入ってきたオスと激しく追いかけあいます。

 下の写真はメスです。小さくて、薄い茶色なので見落としてしまいそうです。

ハッチョウトンボのメスの写真

ハッチョウトンボ未成熟のオス写真

 未成熟のハッチョウトンボが2ひきいました。まだ、しばらくはハッチョウトンボが見られそうです。眼が白く濁っているのが今日羽化した、または羽化後1-2日程度のものだと思います。


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