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ニホントカゲ

 北摂地域で一般的に「トカゲ」というと、「ニホントカゲ」と「カナヘビ」をさすことが多いようです。ここで紹介しているのはニホントカゲです。スキンク科のなかまでカナヘビと比べると皮膚につやがあります。成体と幼体で模様が異なるのも特徴です。

ニホントカゲの写真
2012年5月7日…兵庫県宝塚市

ニホントカゲの成体と幼体

 ニホントカゲの成体と幼体では知らない人が見ると別の種類のトカゲと思うくらいに違いがあります。

ニホントカゲの捕食

 ニホントカゲがモリオカメコオロギと思われるコオロギを見つけてから食べるまでのようすです。ニホントカゲのこのようなシーンは初めて見ました。

切り株の上のニホントカゲ
2010年8月9日…大阪府池田市五月山

 木の切り株の上でニホントカゲが休憩をしていました。わたしの動きにおどろいていそいで下におりました。

池の周囲にいたニホントカゲ
2011年4月13日…大阪府池田市五月丘

 職場の小さな池の周囲に数ひきのニホントカゲがいました。街の中の小さな自然の残っている場所にもニホントカゲは姿を見せます。

発情期のニホントカゲのオス
2011年5月18日…大阪府池田市五月丘

 子ども達がニホントカゲのオスとメスについて説明をしてくれました。顔のところが赤いのがオスということでした。残念ながら顔の下の赤い部分だけで雌雄の区別はできません。確かなことは赤くなっているのが発情期のオスであるということです。けっこう区別が難しいのでうまく両方のニホントカゲを持ってきてくれないかと思いますが難しい話ですね。

大きな石の上のニホントカゲ
2011年6月14日…大阪府池田市五月山

 ニホントカゲが大きな石の上に姿を見せました。太陽の光があたると、ニホントカゲの幼体ってこんなにきれいだったのか、と感じさせるほどの輝きを見せます。ハチがやってくるとすぐにそちらを見つめていました。

ハチを見つめるニホントカゲ

ニホントカゲの幼体
2011年6月23日…大阪府池田市五月山

 台場クヌギの上にニホントカゲの幼体が止まっていました。すぐに気づかれ、逃げられました。

しっぽが再生中のニホントカゲ
2011年6月26日…大阪府池田市五月山

 切れたしっぽが再生中のニホントカゲがいました。

小さなニホントカゲ
2011年8月7日…大阪府箕面市

 10cmもないニホントカゲの幼体がいました。この時期にはこれくらいの大きさのニホントカゲをよく見かけます。

穴から出たニホントカゲのしっぽ
2011年8月12日…大阪府池田市五月山

 数日前から土を盛り上げた場所で全体が固まった場所に穴があるのが気になっていました。ほ乳類にしては少し小さいかと思いました。昆虫にしては大きすぎます。

 2011年8月12日に見ると尻尾が出ていました。ニホントカゲです。しばらくすると下の写真のように、穴から顔を出しました。柔らかい土の場所では、ニホントカゲは自分で穴を掘るようです。

穴から顔を出したニホントカゲ

食べ物を探すニホントカゲ
2011年9月29日…大阪府池田市伏尾町

 明るい林の中でじっとしていると足下でしきりにニホントカゲが食べ物を探していました。食べ物は見つかりませんでした。しかし、すぐ近くにいるニホントカゲを見ると少し迫力を感じました。

初見のニホントカゲ
2012年3月27日…兵庫県宝塚市

 ニホントカゲが石の間から姿を見せました。初見です。この冬は寒さが続いたので少し遅いのかもしれません。

脱皮中のニホントカゲ
2012年4月14日…大阪府池田市槻木町

 あまりにも動きの鈍いニホントカゲがいました。ゆっくりと写真が撮れました。死にかけているのかな、と思うほどでした。後で写真を見て気づきました。脱皮中のニホントカゲです。下の写真の尾の部分を見ると、脱皮が終わった部分とまだの部分がわかります。左が終わり、右はまだ脱皮していません。

ニホントカゲが脱皮をしている部分

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