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トホシクビボソハムシ
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北摂地域にもごくふつうにすむコウチュウ目ハムシ科の昆虫です。成虫よりもクコの葉に着く多数の幼虫を見つける場合が多いようです。4月下旬に幼虫が多く見られる場所で成虫も同時に見られました。「トホシ」は成虫の背中に「十の星(黒い点)」があることで和名になっていますが、写真のように10個の点のあるものから点のないものまで同じ場所でもいろいろな模様の個体が見られます。
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2012年4月25日…大阪府池田市神田
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2012年4月25日…大阪府池田市神田
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トホシクビボソハムシの交尾中の写真です。上に載っているオスの星は4つです。下のメスは6つのようです。
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トホシクビボソハムシの幼虫は、汚れたしずくのように見えます。体にねばねばした粘液をため、その中に自分の糞を入れています。表面のこの部分を取り除くと一般的なハムシ類の幼虫になります。体を守るためにこのように粘液で体を覆(おお)っているようです。
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このようにクコの葉に多くの幼虫がついています。
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上の写真のトホシクビボソハムシのオスには星(点)がありません。このような個体を無紋型(むもんがた)といいます。
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2014年5月2日…大阪府池田市猪名川河川敷
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猪名川河川敷も河川改修工事の繰り返しで、もともとあった河川敷の植物も見られなくなったものが多くなってきました。どこにでもあったクコも見つけるのが大変です。道路横の植え込みの中に1本のクコが残っていました。見るとトホシクビボソハムシの幼虫だらけになっていました。あまり糞がたまっておらず、中のハムシの幼虫のようすが見えているものもありました。ふだんトホシクビボソハムシの幼虫を直接見ることがないので液体を取り除きました。これがトホシクビボソハムシの幼虫です。(写真…下)
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