「タヌキが池田小学校にやって来た」



 池田小学校では、1998年の1月21日から時々タヌキが姿を見せるようになりました。それらについては、「緑のセンター」の「池田・しぜんのたより」で紹介しています。
 池田小学校で、最初にタヌキが目撃されたのは、1998年1月21日でした。この日、午後6時40分ごろ、講堂で行われているならい事に来ていた子どもたちが、講堂の中に入っているタヌキを1匹見つけました。講堂の中をかけまわり、落ち着かない様子だったそうです。色は、茶色に少し黒がまざった感じで、しっぽはふさふさしていて、目が丸くとてもかわいかったそうです。顔の形は、台形みたいな感じだったそうです。
 その子どもたちの話では、最近タヌキが出たのは、(聞いた話)建石町にあるマンションの三階に出たのと、五月山の駐車場に出たことだそうです。他にも車にひかれる等の話も聞いたそうです。
 その後も、目撃が続きました。
 2月14日には、教頭先生とS先生が、3月6日には、Y先生が運動場を走って行くのを目撃しました。両方とも、午後6時30分前後で1匹だけで大人のようでした。いつも講堂側(西)から給食センター側(東)に向かって走りました。城跡にすめなくなったタヌキたちが町の中まで来ているのかも知れないと感じました。池田小学校の中か、その近くで暮らしているのではないかと楽しみにしていました。
 まだまだ目撃は続きました。
 4月15日朝(朝の目撃は初めてです)8時すぎ、校務員の Aさんが玄関の掃除をしていると、ふつうの大きさのタヌキが1匹、モップで拭いた後の校舎の入り口の上を滑りながら走って行ったそうです。Aさんも驚かれたでしょうが、きっとタヌキもあせったことでしょう。
 5月18日には、やはり夕方の6時30半ごろ教頭先生が学校から給食センターのほうに行くのを目撃されました。
 翌19日の朝、昨日の目撃の後に教頭先生がおかれたおかしが全部なくなっていました。教頭先生が「餌をおいてやろう。」と言われ、職員室横に餌を置き始めることになりました。何人かの先生で給食の残飯を置いておくと、いつも餌がなくなっていました。そして、ついに6月2日、午後8時K先生が餌を食べているところを目撃することができました。雨の降る日でした。



(タヌキの餌入れ…よく見ると、食器はただの植木鉢)

 夏休み中、そして、夏休みの後は目撃の情報がなくなりました。


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