黒川の水生生物
(魚・水生昆虫・両生類ほか)
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
おもにキャンプ場内の川で採集をするので比較的小さなお子さんにも安全です。トンボ池の水生生物も紹介していますが、トンボ池は2018年で終了しました。
シュレーゲルアオガエル
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
流れのある場所よりも流れのない水田の周辺などで多く見られます。トンボ池のような場所で産卵をします。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
トンボ池での作業中に見つけたシュレーゲルアオガエルの卵塊です。水面に近い高さの穴の中に泡の卵塊を産みます。木の上に産むモリアオガエルの卵塊とそっくりです。
トノサマガエル
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
トノサマガエルは川でも池でも見られます。カエルの子どものオタマジャクシは水田などで多く見られます。
2015年7月19日…兵庫県川西市黒川
トンボ池に多くいたトノサマガエルのオタマジャクシです。
カワムツ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
カワムツは大きさが小さいときはわかりにくいのですが写真の程度の大きさになるとわかりやすい魚です。小さいと少しオイカワと迷うことがあります。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
上下の写真はカワムツを上から見たものです。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
カワヨシノボリ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
ハゼ科ハゼ亜科のさかなで中流から上流で多く見られます。上の写真で黒い方がオス、淡い方がメスです。一般的にオスが大きいようです。産卵期のためメスの腹部がふくらんでいます。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
カワヨシノボリのメスです。この時期お腹がふくらんでいるものがよく見られます。
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
カワヨシノボリのメスと稚魚の写真です。
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
カワヨシノボリのオスと稚魚の写真です。左下はドンコの頭部です。
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
水生昆虫を探して流れの中の小石の裏を見るとカワヨシノボリの卵がありました。
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
ほかの水中の生き物の観察でも同様ですが、見た後は元の状態に戻しておきます。
ドンコ
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
ドンコ科ドンコ属のハゼです。大きな魚でも丸のみにします。
オオヤマカワゲラ
2017年8月11日…(参考)大阪府箕面市箕面
オオヤマカワゲラです。写真は大阪府の箕面川のものです。
2017年8月11日…(参考)大阪府箕面市箕面
オオヤマカワゲラ頭部の写真です。下のカミムラカワゲラの頭部と比べてください。どちらの種類も黒川にいます。
カミムラカワゲラ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
上下の写真はカミムラカワゲラです。大きさはオオヤマカワゲラと近いのでよく見ないと間違える場合があります。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
フタツメカワゲラ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
フタツメカワゲラの写真です。フタツメカワゲラには似た種類がいるので正確にはフタツメカワゲラのなかまの写真です。
シロタニガワカゲロウ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
最も見ることの多いカゲロウです。シロタニガワカゲロウとクロタニガワカゲロウはよく似ています。シロタニガワカゲロウの頭部の先端、前のふちのところに白い点が4つ並んでいます。クロタニガワカゲロウにはこれがありません。
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
2018年7月31日…兵庫県川西市黒川
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
細かいところがこの写真では見にくいのですが、こちらはクロタニガワカゲロウかもしれません。
チラカゲロウ
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
チラカゲロウです。黒川ではよく見られます。茶色で細長いので覚えやすいカゲロウです。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
チラカゲロウの脱皮殻だったと思います。
シロハラコカゲロウ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
川の中流域や上流域でも見ています。少し小さめのカゲロウですがよく見ます。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
真ん中の横から見えているのがシロハラコカゲロウです。
ナミウズムシ
(プラナリアと呼ばれることもある)
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
写真はナミウズムシです。プラナリアとも呼ばれますがこちらのほうが広い範囲の生き物の呼び方になります。「半分に切ったら2頭に増える」という実験でよく知られた生き物です。石の下にいます。
シマアメンボ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
川に上流の細い流れにシマアメンボが見られます。広い流れにいるのはナミアメンボ(アメンボ)です。大きな池でも見ることができます。すぐ横に水田がある場合にはヒメアメンボがいます。数mほどしか離れていなくても周囲のようすが変わると生き物の種類が変わります。
ヒメアメンボ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
こちらが水田や水の流れない場所にいるヒメアメンボです。ナミアメンボ(アメンボ)と違いお尻の先にふたつの出っ張りがありません。
アブ科の種類の幼虫
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
アブのなかまの幼虫の写真です。アブにも多くの種類がいます。
コヤマトンボ
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
水生昆虫の観察をしているとコヤマトンボのヤゴがふつうに見られます。コヤマトンボは町の中にでも飛んでくることのある緑色できれいに光るトンボです。
ヤゴはコヤマトンボのヤゴと
似ています。
オジロサナエ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
オジロサナエの成虫はさほど見ませんが、幼虫は水生昆虫を探しているときによく見つかります。上下の写真を見ると頭の前が変わった形になっているのでわかりやすいトンボの種類のヤゴです。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
この時期のオジロサナエのヤゴの大きさがわかるように手の上に置いてみました。
ヘビトンボ
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
大きなはねが4枚あり、少し雰囲気がトンボに似ているのでヘビトンボという名前がついています。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
ヘビトンボはきれいな流れのある場所にいます。肉食でよくかみつきます。蛹になってもかみつきます。
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
手の上に乗せたヘビトンボの幼虫の写真です。けっこう大きな幼虫です。
カワニナ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
貝のなかまです。ゲンジボタルの幼虫の食べ物としてよく知られています。猪名川では、本流・支流のどちらにも多くいます。
ケラ
2016年7月31日…兵庫県川西市黒川
よくオケラと呼ばれています。ふつうに使う名前はケラです。水生生物ではありませんが水辺の泥に穴を掘って生活をしていますので、観察会の時に時々見ます。どちらかというとコオロギに近いなかまです。
スジアオゴミムシ
2018年5月19日…兵庫県川西市黒川
スジアオゴミムシも水生昆虫ではありません。ゴミムシのなかまには水辺を好むものが何種類もいます。有名なミイデラゴミムシ(ヘッピリムシ)も水辺にいます。ミミズなども好んで食べるのでいろいろなゴミムシがいるのではないかと思います。