猪名川の水生生物・こんにゃく橋-夏…北摂の生き物
(兵庫県川西市多田)
こんにゃく橋周辺の風景
2017年8月31日
兵庫県川西市多田のこんにゃく橋周辺の環境のようすです。
アメンボ(ナミアメンボ)
2017年8月31日
川の周囲の水が溜まっていた場所で泳いでいたアメンボ(ナミアメンボ)の写真です。メスです。
2017年8月31日
ヒゲナガカワトビケラ
2017年8月31日
この時期にも大きな幼虫が見られる観察のしやすいトビケラ類です。石や砂を集めて水中の大きな石に巣を作ります。
水生昆虫の代表的な種類です。この時期には、蛹(さなぎ)や成虫も見られます。成虫のひげが長いのでこの名前がついています。
2017年9月4日
2017年8月31日
巣から出したヒゲナガカワトビケラの写真です。
2017年8月31日
ヒゲナガカワトビケラの体全体のようすです。
2017年8月31日
2017年9月4日
ヒゲナガカワトビケラはその時期大きなものが多いのでかんたんに巣から見つけることができます。
2017年9月4日
右に見えているのはヒゲナガカワトビケラの蛹、左に見えているのは前蛹(ぜんよう・蛹になる前の状態)のようです。
2017年9月4日
ヒゲナガカワトビケラの蛹の写真
シロタニガワカゲロウ
2017年8月31日
たくさんいるカゲロウのなかまです。ただし、この時期には5mm前後の小さいものも多く、ルーペ等を使わないとよくわかりません。頭部の前のふちに4つの点がならんでいます。4つの点のないものはクロタニガワカゲロウです。多くの場所ではシロタニガワカゲロウのほうがクロタニガワカゲロウよりも多くいます。ただし、この時期には5mm程度の小さなものがほとんどです。ルーペがないとわかりません。小さいものは4つの点が2つほどしかはっきり見えないようです。
2017年8月31日
キイロカワカゲロウ
2017年8月31日
成虫が黄色一色のカゲロウのなかまの写真です。この時期には子どもでも見つけられる大きさのカゲロウです。
フタメカワゲラ(フタツメカワゲラ)
2017年8月31日
猪名川ではいろいろな場所で見られます。カワゲラのなかまです。フタツメカワゲラには何種類かがいるようです。これもたくさんいますがこの時期には小さくて観察にはルーペが必要です。昆虫には単眼が3つありますが、このフタメカワゲラには2つしかありません。頭にある小さな二つならんだ点が単眼です。
2017年8月31日
オオシマトビケラ
2017年8月31日
オオシマトビケラの幼虫の写真です。たくさんいるのと、この時期でもあまり小さくないので子どもでも見つけやすいトビケラのなかまです。
2017年8月31日
オオシマトビケラの幼虫の頭部は前部が絶壁のように切れたように見えるのが特徴(とくちょう)です。
2017年8月31日
ムナグロナガレトビケラ
2017年8月31日
ムナグロナガレトビケラは細長いナガレカワトビケラのなかまです。川の流れのある場所のほうによく見られます。多いのですがやはりこの時期にはせいぜいユスリカ程度の大きさしかありません。観察にはルーペが必要です。緑色がはっきりしているものからほとんど透明(とうめい)に見えるものまでいろいろなものがいます。
2017年8月31日
ヒラタドロムシ
2017年8月31日
有名な水中で幼虫が育つ甲虫のなかまです。とても甲虫の幼虫のようには見えません。この時期には子どもの小指の爪くらいの大きさのものから5mm程度の小さいものまで見られます。どちらかというとまだ小さいもののほうが多いようです。目の粗い網では見落としてしまいそうです。大きなものは石の裏にいるのをかんたんに見つけることができます。
下の写真はヒラタドロムシの裏側を撮影したものです。
2017年8月31日
2017年9月4日
石の裏についたヒラタドロムシの幼虫の写真です。そうとうな力でついているようです。慣れない人には見つけにくいようですが、慣れると小さいものでも見つけられるようになります。