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アブラゼミを知ろう…調べてみよう

アブラゼミの抜け殻
2001年8月5日…大阪府池田市桃園

 左の写真は、ソメイヨシノの葉についているアブラゼミの抜け殻です。

 関西の平地で見られる大きなセミの抜け殻は、アブラゼミとクマゼミだけです。関東では、ミンミンゼミも平地で見られます。

 腹部のふしが「茶色」・「黄土色」の2色で交互になっています。

 ミンミンゼミとは触覚で区別をします。この写真の触角の部分をよく見てください。

アブラゼミ抜け殻の触角の部分

 目のある触角が出ている頭の部分からよくふしを見ると、順に、「とても短い」→「やや短い」→「一番長い」→「それより短い」→「…だんだんと短くなる」というように先になるほど細く短くなっていきます。アブラゼミの抜け殻の触覚は頭から数えて3番目のふしが特に長いのが特徴です。

 ミンミンゼミの抜け殻の触覚は、頭のほうから単純に細く短くなっていくだけです。

ソメイヨシノにとまるアブラゼミ

 アブラゼミがソメイヨシノの幹にとまっています。

 鳴いているときには気になりますが鳴かない時間帯にはあまりくわしく見ることが少ないようです。

 ただ眠っているだけなのでしょうか…?

 2008年7月21日夕方、コンクリートでできたにせものの木の上をアブラゼミの幼虫が歩いていました。

歩くアブラゼミの幼虫
2008年7月21日…大阪府池田市鉢塚

羽化をするアブラゼミ

 後もう少しで羽化が完了です。

 茶色い翅をしたアブラゼミですが、羽化直後は白くてやや青っぽい色をした美しい色をしています。

 羽化が終わりました。

羽化を終えたアブラゼミ

羽化直後のアブラゼミ

木の汁を吸うアブラゼミ
2010年7月31日…大阪府池田市桃園

 木にとまっているアブラゼミのようすを観察しました。何もしていないように見えるものが多いのですが、写真のように木の汁を吸っているものも多く見られます。

道路に落ちたアブラゼミ
2011年8月6日…大阪府池田市室町

 道路にアブラゼミのオスが落ちていました。近くにはクマゼミのメスも落ちていました。そろそろセミの寿命が終わるものが目につく季節になりました。

初見のアブラゼミ
2013年7月9日…兵庫県川西市小戸

 2013年初見のアブラゼミです。ただし、道で死んでいました。まだ鳴き声も聞いていませんし、抜け殻も見ていませんでした。上の2枚の写真を比べると、アブラゼミの成虫はおよそ1か月少しの間、姿を見せているのがわかります。

アブラゼミ初見の写真
2015年7月8日…大阪府池田市桃園

 昨夜羽化をしたと思われるアブラゼミのオスがいました。2015年のアブラゼミの初見です。

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