3びきのキボシカミキリ…歳時記:季節の風

 

キボシカミキリの写真
2010年6月28日…大阪府池田市豊島北(大阪府豊中市産)

 職場の方が昨日大阪府豊中市で農作業をしていた方にいただいた、と言ってキボシカミキリを3びきも持ってきてくださいました。この時期にはキボシカミキリがよく見られますがもっといただいていたものが逃げ出したそうです。都市近郊の畑のあるような場所でキボシカミキリはけっこういます。幼虫がイチジクやクワの生きた木を食べるからです。イチジクがあれば成虫がとまっていることがあります。探してみてください。もちろん害虫になります。

 カミキリムシの幼虫をテッポウムシとよびます。子供のころ、兵庫県川辺郡猪名川町六瀬で、おじさんにクヌギにいたシロスジカミキリの幼虫が食べられることを教わりました。おいしいそうです。今ではシロスジカミキリの幼虫はなかなか見つかりません。キボシカミキリの幼虫は、きっとおいしいと思います。ハチの幼虫を食べるときのように、フライパンに油をひいてキツネ色になるまで炒めると生で食べるよりずっとおいしいでしょう。

 3びきのキボシカミキリは喜んで子供たちが持って帰りました。