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朝から子どもたちが、「虫、虫。」と言って小さなものを追いかけていました。見ると捕まえようとしているのはヤマトシミでした。掃除をしているときなどに古い本の間から出てくる昆虫です。昆虫といってもちょっと変わっていて無変態という成長の仕方をします。昆虫の変態というと、「さなぎの時期がある完全変態」と「さなぎの時期のない不完全変態」しかないように思ってしまいますが、他の変態の方法もあるのです。セイヨウシミというよく似たシミのなかまがいますがセイヨウシミは帰化昆虫で外国からやってきたものです。ヤマトシミの方が色が淡く、触角が体の長さの2/3ほどあるので区別ができます。セイヨウシミはややいろが黒っぽく触角は体の長さの1/2ほどしかありません。以前に標本にしようとフィルムケースに入れたままにしていましたが1か月以上たっても元気だったので驚きました。 |
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