上の写真は、博物館の学芸員の方がヤコンオサムシと言っておられたので交尾器の確認はしていませんがヤコンオサムシです。オサムシの分類では、交尾器を調べますが、見ただけでも種類の分かるものもいます。
大阪府や兵庫県の北摂地域でよく見かける三種類のオサムシの中の一種類がヤコンオサムシです。成虫も幼虫も夜行性で肉食の昆虫ですが昼にも林床などを歩いていることがあります。ミミズなどの小さな生き物を食べています。背中の翅にはそれぞれ3本の破線のような線があります。後翅は退化しており飛ぶことができません。
上の写真、右下がヤコンオサムシです。(左がオオオサムシ、右上がマヤサンオサムシ)