イモムシがたんさんいました。オサムシを探しているとアトボシアオゴミムシがいました。イモムシを探しているのでしょうか。

　甲虫特に糞虫に詳しいO.さんに見てもらうといつものように驚くほどの説明が返ってきました。このアトボシアオゴミムシは以前水田の周辺などに多くいたそうです。確かに母の育った兵庫県川辺郡猪名川町では田んぼに水が張られると水面を走る甲虫がいました。軽くて素早い昆虫だという印象があります。水面を走るのは、水面に産まれた昆虫の卵などを探し回っているのだとうことでした。ですから、農家にとって益虫だったそうです。こんな昆虫にさほど知られない生態があり、人の暮らしに役立っていたとは知りませんでした。しかし、農薬の使用とともに数を減らし、最近はあまり見かけなくなったそうです。肉食なのでイモムシも食べているだろうとのことでした。