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カタツムリのなかま

ナミマイマイ

 2006年5月22日、子どもがかたつむりを連れて登校してきました。大きなかたつむりです。

 大阪府池田市周辺でよく見かける大きなかたつむりは三種類います。この日のかたつむりは、「ナミマイマイ」という種類でした。「なみ」とはふつうの、ということをあらわすのによく使われますが、ナミマイマイのナミがそうなのかは分かりませんでした。つのの先に目があって遊んでいても楽しい生き物です。ただし、遊んだ後はかならず手を洗うようにしてください。ただ、手を洗ったからといって大丈夫という訳にはならないようです。飼育をするかどうかは、保護者や指導者の判断が必要になります。

 かたつむりというと、「つのの先に目があるもの」と思ってしまいますが五月山には他の場所に目があるかたつむりもすんでいます。

ナミマイマイ

2006年5月22日…大阪府池田市豊島北

コケの上をすすむナミマイマイ
2010年7月7日…大阪府箕面市箕面

 ナミマイマイが岩の上に生えたコケの上を歩いていました。

沢沿いにいたナミマイマイ
2011年6月11日…大阪府池田市五月山

 谷筋を沢に沿って歩いていると、横の斜面にナミマイマイがいました。

 ナミマイマイの模様には変化があります。慣れるのも一つの方法ですので山で出会ったナミマイマイの写真を紹介しておきます。

ナミマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

壁にいたナミマイマイ
2013年4月21日…大阪府池田市桃園

 わたしの住む地域は住宅地です。ほとんどカタツムリを見ることがなくなりました。雨上がり。ナミマイマイが姿を見せてくれました。

雨の日のナミマイマイ
2013年5月11日…大阪府池田市桃園

 雨が降りました。市街地ではどのようなカタツムリが歩いているのか見てきました。1ぴき立派なナミマイマイがいました。

■山に行くと暗い環境で黒い殻のナミマイマイのようなカタツムリに出会います。カタツムリに詳しいO.先生に教えていただくと、ナミマイマイで殻の黒いものが地域によっては生息しているとのことでした。暗い環境に適応していそうです。下の3枚がその写真です。

殻の黒いナミマイマイの写真
2015年9月11日…兵庫県宝塚市

殻の黒いナミマイマイの写真

2015年9月6日…兵庫県宝塚市

 下の5枚の写真は陸生貝類にくわしいMas.さんに教えていただくとナミマイマイの幼貝だそうです。殻が薄いのでウスカワマイマイかなと思っていたのですが確かに貝の渦の中心周辺の雰囲気が違います。けっこう大きくなってもこのような殻の形をしています。

ナミマイマイの幼貝
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの幼貝
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの幼貝
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの幼貝
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの幼貝
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ナミマイマイの成長
2012年4月15日…大阪府吹田市

 上のナミマイマイの殻の大きく開いた部分が外にめくれたように広がっています。これは殻の成長が終わった状態だそうです。

クチベニマイマイ

2005年9月3日…大阪府池田市杉ヶ谷

クチベニマイマイ

 もう一種類の大きなかたつむりはクチベニマイマイです。からの入り口あたりが口紅のようにピンク色をしています。はっきりとしたすじのあるきれいなかたつむりで大阪府など北摂地域周辺にはふつうにすんでいます。

 かたつむりを飼うときにはキャベツなどをあげます。小さなキセルガイなどを飼うときにはしめらせたティッシュペーパーをえさにして飼うことができます。紙は木からできているからです。大きなかたつむりではどうでしょう。

イロハモミジにとまるクチベニマイマイ
2010年11月1日…大阪府池田市伏尾町

 クチベニマイマイがイロハモミジにとまっていました。このようにクチベニマイマイは木にいる状態がほとんどです。

岩の上を歩くクチベニマイマイ
2010年7月7日…大阪府箕面市箕面

 岩の上に積もった枯れ葉の上をクチベニマイマイが歩いていました。

ギュリキマイマイ

ギュリキマイマイの写真
2016年9月29日…大阪府池田市五月山

ササの葉の上のギュリキマイマイの写真
2016年9月26日…大阪府池田市五月山

 ナミマイマイやクチベニマイマイよりも大きなカタツムリがいます。ギュリキマイマイです。五月山にいると思っていなかったのでカタツムリに詳しいM.氏に確認しました。写真での確認ですので難しく失礼なのですが。

見たところ、ギュリキマイマイと思います。
軟体部の黒斑(虎模様)はナミマイマイにはなく、ギュリキマイマイの特徴です。

とのことでした。

・とても大きい。・へその穴が大きい。・殻口内が赤っぽい。・軟体部の模様がまだらである。・成長した後の模様がはっきりしている。等でギュリキマイマイで間違いないと思ったのですが、本やネットで「ほとんど木に登らない。」というのがいくつかあったので少し気になりました。3びきともいたのは地上ではありませんでした。ササや木の上でした。特にネットの世界では誰かが書いていることをそのまま書く人が多いのであまり気にはしていませんでした。

 ねんのため9月29日にもう一度見に行きました。やはり地上にはいません。木の上に3びきのギュリキマイマイがいました。やはり樹上生だと思います。

交尾中のギュリキマイマイの写真

 木の幹で交尾中のものもいました。カタツムリは雌雄同体ですが、自分だけでは子孫を残せません。ほかのものとの交尾が必要です。しかも友人のS.氏の話しでは相性があって2ひきいるからといって交尾をするわけではない、とのことでした。数ひきいてその中で相性のいいものが交尾をするそうです。
 上の2ひきはうまく相性があったのでしょうね。

ギュリキマイマイの特徴の写真

 その2ひきをひき離して下からの写真を撮影しました(なんとかわいそうな)。上の写真がそれです。大きなおへそがあります。ほかの1ぴきはもっと大きなおへそをしていました。

ニッポンマイマイ

葉の上にいるニッポンマイマイ
2011年6月11日…大阪府池田市五月山

 ニッポンマイマイは山に行くと、植物の葉の上にいるものに出会います。木の幹にいることもよくあります。

 殻が三角形に高くなっていること、裏を向けてみると中心の部分がしっかりと深くなっていることなどで区別ができます。わかりやすくなるように下に写真で紹介しておきます。

ニッポンマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ニッポンマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ニッポンマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

体をのばして移動するニッポンマイマイ
2014年6月8日…大阪府池田市五月山

 上の3枚の写真のようにニッポンマイマイはときどき長く体を伸ばすことがあります。貝の直径の何倍もの長さになっています。一番下の写真は上の葉を食べようとしているのではありません。下の葉から上の葉に移動をしているところです。このように体を伸ばすことで、はって行くことができない場所にも移動することができます。木から木へ、幹や枝がつながってなくてもわたることができます。カタツムリが移動できるはずのない場所に移動していたということを聞くことがありますが、それはほとんどがニッポンマイマイではないかと思います。少し目を離していると、「瞬間移動をする生き物」だと勘違いをしても不思議ではありません。

ニッポンマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ニッポンマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

ウスカワマイマイ

ウスカワマイマイの写真
2011年6月5日…大阪府池田市室町

 猪名川河川敷で生き物の観察をしていると2cm近くのかたつむりがいました。いったいこれは何だ、と思いました。いそいでかたつむりも得意な方にメールを送りました。返事は、「ウスカワマイマイです。」とのことでした。ウスカワマイマイは畑の周辺でごくふつうに見かけるかたつむりのなかまです。聞いたのがちょっと恥ずかしいような気になりましたが、大きなものは小さなものとは少しイメージが違いました。

畑の周辺で見られるウスカワマイマイ
2011年6月12日…大阪府池田市神田

 畑の周囲にいるウスカワマイマイを見てきました。やはり殻(から)が薄いように感じます。こちらがわたしにぱっとイメージできるウスカワマイマイです。

町の中のウスカワマイマイ
2013年5月11日…大阪府池田市桃園

 ナミマイマイの幼貝かなと写真を撮りました。さて説明をつけようとして何か違うと気づきました。これまでのウスカワマイマイと比べましたが2枚しか載せていませんでした。これでは比べにくいことがわかりました。間違っていてはいけないのでカタツムリにも詳しいMas.さんに確認していただきました。「見たところウスカワマイマイですね。ナミマイマイの幼貝は殻頂があまり出っ張ってなく、平たい感じです。」とのことでウスカワマイマイでした。うずをまいたてっぺんが少し出っ張っているのがウスカワマイマイでした。やや微妙ですが、この写真とナミマイマイの幼貝を比べると自信がつくと思います。

オオケマイマイ

オオケマイマイの写真
2011年6月8日…大阪府池田市五月山

 オオケマイマイです。山の湿った場所で多く見られます。殻の周囲に毛のようなものがあるのでよくわかります。

砂防帝の側面にいるオオケマイマイ
2011年6月11日…大阪府池田市五月山

 オオケマイマイが苔むした砂防ダムの側面にいました。ふだんはあたまを見る機会が少ないオオケマイマイですが、雨の日にはこのような活動している様子を見ることができます。

雨の翌日のオオケマイマイ
2013年5月12日…兵庫県宝塚市

 雨の翌日です。日差しはありましたがオオケマイマイが歩いていました。

コウベマイマイ

コウベマイマイの写真
2016年6月5日…大阪府池田市五月山

 壁に平らで硬そうなカタツムリがついていました。兵庫県の神戸を名前につけたマイマイで兵庫県や大阪府、京都府などにすんでいます。このあたりのものは準絶滅危惧種になっています。

コウベマイマイの写真

コウベマイマイの写真
2016年6月14日…大阪府池田市五月山

 先日6月5日は1ぴきしかコウベマイマイを確認できていませんでした。「安定してこの場所にはいると思われる。」とは考えていたのですが再度確認する必要があると思いました。14日は昼から雨が上がったので早速出かけました。3びきのコウベマイマイがいました。兵庫県宝塚市のコウベマイマイのいる場所はカタツムリについて教えてくださっているMさんが、「〇〇に行けばいますよ。」と言っておられたので、生息場所は限定されているようです。

コウベマイマイの写真

ヤマタニシ

ヤマタニシの写真
2011年6月8日…大阪府池田市五月山

 ヤマタニシです。山の渓流沿いでよく見かけます。かたつむりというと「つの」の先に目があるものと思ってしまいますがヤマタニシの目は「つの」の下の頭の部分にあります。サザエのようにふたがあります。

ヤマタニシの写真

殻から出てくるヤマタニシ
2011年6月11日…大阪府池田市五月山

 雨の日にヤマタニシのようすを観察しました。上の写真は捕まえて殻から出てくるところです。

 下の写真は、山の中を歩いているヤマタニシです。目がつのの付け根付近にあることと、殻が後ろの背中側に乗っているのがわかります。

岩の上を歩くヤマタニシ

アズキガイ

アズキガイの写真
2011年6月11日…大阪府池田市

 ほかの場所では見かけることがないアズキガイですがこの周辺地域には多くのアズキガイが見られます。しかし、今は姿が見られなくなった場所でも以前はたくさん見られたことがあったそうですからずっと生息しているとは限りません。大切にしたい生息地です。大きさも小豆(あずき)くらいで、色も小豆色がかかっています。

アズキガイの写真
2011年6月14日…大阪府池田市

 先日の場所から少し離れています。ここにもアズキガイがたくさん見られます。ヤマタニシ同様に蓋(ふた)を持ったかたつむりです。

オトメマイマイ

 Mas.さんによるとオトメマイマイだと思うとのことでした。オトメマイマイにもいくつかの種類があるそうです。アワジオトメマイマイというのもいるそうです。写真ではわかりにくいのですが、このかたつむりが乗っている葉はシダです。とても小さな貝です。

オトメマイマイの写真
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

 2013年5月13日にMas.さんからメールをいただきました。大阪府池田市ではこのほかにコウベマイマイやヒラベッコウが見られるとのことでした。ぜひ見つけて紹介したいと思います。

コベソマイマイ

コベソマイマイの写真
2013年7月11日…大阪府産

 これまでに兵庫県宝塚市で撮影はしていたのですが、写真を見ると場所がピンポイントでわかってしまうものでした。あまり多くもないカタツムリのようなので載せていませんでした。大阪府産の(コウベマイマイ…間違いでした)の写真を撮影する機会がありましたので紹介しておきます。大きなカタツムリです。

と説明をつけたところ生き物の専門の方にコベソマイマイではありませんかと指摘をいただきました。以前から大阪府池田市で撮影されたコウベマイマイの写真を送っていただいていたのですが、比べると写真でも違いが分かりました。「高さ」も違います。それにコウベマイマイは殻が厚くて丈夫そうな質感があります。教えていただきありがとうございました。

ヤマナメクジ

ヤマナメクジの写真
2015年9月26日…兵庫県川西市

 山でよく見かける、大人の親指よりも太いナメクジがヤマナメクジです。

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