戻る


サツマヒメカマキリ

羽化当日のサツマヒメカマキリの写真
2017年5月30日…大阪府池田市(飼育・大阪府池田市五月山産)
 2017年5月30日、サツマヒメカマキリが成虫になりました。昨年(2016年)の8月8日に孵化直後のものを大阪府池田市の五月山で採集し、飼育を続けていたものです。

1cmほどになったサツマヒメカマキリの写真
2016年8月31日…大阪府池田市(飼育・大阪府池田市五月山産)

 サツマヒメカマキリの幼虫が1cmほどになりました。サツマヒメカマキリの特徴の触角と触角の間の角のようなものが分かりやすくなりました。


サツマヒメカマキリの初齢幼虫の写真
2016年8月8日…大阪府池田市五月山

 小さなカマキリの初齢幼虫がいました。今日(2016年8月8日)孵化をしたようで、近くに幼虫が10ぴきほど集まっていました。いっしょにいたI.さんが、「サツマヒメカマキリです。」と教えてくださいました。ヒメカマキリと違い、5月から6月に成虫が見られるとのことです。幼虫での越冬などの違いもあるそうです。同定のポイントはいくつもあるようですが複眼の間に角があるのがよくわかる違いだそうです。

サツマヒメカマキリの初齢幼虫の写真
サツマヒメカマキリの卵のう(卵鞘)の写真
2016年8月9日…大阪府池田市

 昨日持ち帰った周囲にあった枯葉を探すとサツマヒメカマキリの卵のう(卵鞘)がありました。


幼虫越冬するサツマヒメカマキリ
2017年1月31日…大阪府池田市(飼育・池田市五月山産)
 幼虫で越冬中のサツマヒメカマキリです。この写真ではサツマヒメカマキリの特徴のある頭部や後肢がわかります。

越冬後のサツマヒメカマキリの写真
2017年4月23日…大阪府池田市(飼育・池田市五月山産)
 越冬後のサツマヒメカマキリの写真です。ヒメカマキリはこの時期はまだ卵鞘(らんしょう)です。

サツマヒメカマキリの顔面のシャンし
2017年4月17日…大阪府池田市(飼育・池田市五月山産)
 サツマヒメカマキリとヒメカマキリの比較・同定用の写真です。写真はサツマヒメカマキリです。
 上の写真には複眼と複眼の間に「つの」のようなものがあります。これがサツマヒメカマキリです。ヒメカマキリにはありません。(間違いです・2017年7月18日)
※とネットでの情報等で書いていたのですが実際に飼育をしてみると誤っていることがわかりました。ヒメカマキリにも個体差はあるものの、「つの」のようなものはありました。
 下の写真はサツマヒメカマキリの後肢の写真です。後方にほぼ三角形のでっぱりがあります。これがサツマヒメカマキリの特徴です。ヒメカマキリにはこれがありません。(間違いです・2017年7月18日)
※こちらも間違いでした。サツマヒメカマキリほどではありませんがヒメカマキリにも突起があります。
サツマヒメカマキリの後肢の写真
 ヒメカマキリの写真を下にのせています。上のサツマヒメカマキリと比較をしてみてください。結果として間違わないヒメカマキリとサツマヒメカマキリの区別点は、「この時期に中齢幼虫なのはヒメカマキリである。サツマヒメカマキリはすでに5月から6月に成虫になっている」ということです。
ヒメカマキリの中齢幼虫の写真
2017年7月18日…大阪府池田市(飼育・箕面市箕面産または川西市一庫産)
ヒメカマキリの中齢幼虫の写真

サツマヒメカマキリの幼虫の写真
2018年4月28日…大阪府池田市五月山
 2020年4月19日。ヒメカマキリの孵化が始まっているところがあると聞きました。以前に紹介していないサツマヒメカマキリの記録がありました。
 この日は観察会の前日なので下見に行きました。全部で2頭のサツマヒメカマキリの幼虫がいました。ところが翌日にはこの2頭とも見つけられませんでした?

戻る