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オオカマキリ

 

アキノノゲシで擬態するオオカマキリ
2010年10月17日…大阪府池田市東山

 オオカマキリのメスがアキノノゲシで獲物を待っていました。じっと動きません。葉のようになって虫が近づくのを油断させるのです。これも擬態です。

両脚の間の黄色い部分

 オオカマキリの前脚の間の部分は写真のように黄色です。よく似た大きなチョウセンカマキリはオレンジ色です。幼虫のときには、ここを見て種類を確かめます。

 

オオカマキリの後翅

 オオカマキリの後翅です。写真のように全体に黒い部分が拡がっています。チョウセンカマキリは後ろの翅の前の部分にそうように黒い部分が横に拡がっているだけです。ほとんどの部分は透明です。ただし、これは成虫にならないと使えない区別の方法です。

 きちんと開くとしたの写真のようになります。

オオカマキリの後翅

チョウセンカマキリの後翅
2011年10月24日…兵庫県川西市黒川

 チョウセンカマキリの後翅の写真です。比べるとオオカマキリとの違いが一目でわかります。

 

オオカマキリのメスの交尾器
2011年10月30日…大阪府池田市伏尾町

 オオカマキリのメスの腹部です。真ん中によくわかる産卵管があります。オスにはこれがありません。

 

夜のオオカマキリ
2007年9月1日…大阪府池田市伏尾町

 夜、ヨモギにとまってオオカマキリが獲物を待っていました。昼には緑色の目ですが、夜には黒く見えます。

 

オオカマキリの卵のう
2006年5月3日…大阪府池田市桃園

 猪名川河川敷で春の生き物を探しているとオオカマキリの卵のうがありました。後1か月もたてば小さなカマキリの子供が見られるころになります。

 

脱皮をするオオカマキリ
2011年7月24日…大阪府池田市伏尾町

 オオカマキリが脱皮をしていました。ほかにも脱皮をしていたオオカマキリがいたのでこの時期は朝少し早めに観察に行くと脱皮のようすを見ることができるようです。ちなみにこの脱皮の撮影時刻は午前7時26分でした。カマキリのなかまの脱皮の回数は種類や環境、雌雄によって異なるそうです。

 

オオカマキリの成虫
2011年8月22日…大阪府池田市東山町

 クズの葉の上にオオカマキリの成虫が2ひき止まっていました。最近までオオカマキリは幼虫しか見ていなかったので、このころの時期からオオカマキリの成虫が見られるようです。

 

2011年10月10日…大阪府池田市伏尾町

 オオカマキリが交尾をしようとしていました。大変な迫力でした。2ひきのオスが交尾をしようとメスのオオカマキリにしがみついていたのです。下の写真のオオカマキリを見てからしばらくして気づきました。上の写真をクリックするとムービーで見ることができます。

2011年10月10日…大阪府池田市伏尾町

 わたしが近づいたために交尾していたオオカマキリが交尾をやめたと思われる場面に出会いました。メスの交尾器が大きく開いたままです。「カマキリのメスは交尾中にオスを食べる。」という言葉が頭に浮かびました。ほんとうに食べるのだろうか。しばらく見てみようと思いました。が、いつまでたってもメスはオスをのせたまま動き回るのですが、オスはほとんど動いているようには見えません。このような状態がずっと続きました。オスが動くと食べられるのだろうか…。などと考えていました。近くにハラビロカマキリが飛んできたのでそちらを見ていると…。

交尾を始めたオオカマキリ

 オオカマキリがまた交尾をしていました。なかなかオスは食べられそうにありません。

まだ交尾が続くオオカマキリ

 午後3時38分の写真です。最初に気づいたのが午後0時32分だったので3時間も経ってしまいました。ほんとうにオスは食べられるのだろうか。そのような思いが強くなってきました。

ハラビロカマキリを食べるオオカマキリ

 近くで別のオオカマキリがハラビロカマキリを食べていました。大きなカマキリが小さなカマキリを食べる。このようなことはときどきあるようです。大きい方のオオカマキリのメスが小さなオスを食べることもたまにはあるのでしょう。しかし、観察している限りではそう簡単にオスのカマキリが交尾中に食べられるわけではないようでした。調べてみると交尾中にオスのカマキリを食べることはさほど多くないようでした。

 上の動画の場面を最初に見たときの写真です。オオカマキリが翅を開いて暴れていました。オオカマキリがけんかをしているのだと思いました。よく見ると交尾をしていたと思われるペアにもう1ぴきのオスが無理やり割り込んできたようです。カマキリは交尾のときには、そっとメスの上に乗る。そのような表現を見たことがあります。しかし、今回はまったく違いました。暴れまくっています。

つかみ合うオオカマキリ

 メスと後から来たオスはつかみ合いになりました。このようなときにオスが食べられるようなことが起きるのかもしれない。目が離せませんでした。

2ひきのオオカマキリのオスと1ぴきのメス

 しかし、オスが食べられるようなことはありませんでした。2ひきのオスはならんでメスの上にくっついていました。ただし、後から来たオスは何度も交尾を試みていましたが体勢が悪いのか交尾は成立しませんでした。

 

食べられたオオカマキリの卵鞘
2012年5月1日…兵庫県宝塚市

 オオカマキリの卵鞘がありました。ところが中に卵がありません。この春にも大阪府四条畷市の山の中でもこのような卵鞘を見ました。冬の大阪府池田市の五月山を歩いていてもこのような状態の卵鞘をよく見かけます。シジュウカラやコゲラなどの小鳥のしわざです。特にシジュウカラなどはオオカマキリの卵を食べるようです。

 

11月のオオカマキリ
2012年11月19日…大阪府池田市桃園

 まだオオカマキリがいました。ひどい冷え込みがないのでもうしばらく見ることができそうです。

※としていましたが兵庫県のM.氏からチョウセンカマキリのメスですとの指摘をいただきました。参考のため、写真等はそのまま残しています。

 

2013年7月28日…兵庫県宝塚市きずきの森

 草むらでオオカマキリの幼虫がニイニイゼミを食べていました。オオカマキリの食事はたまに見ますが、幼虫がセミを食べているのは初めて見ました。

 

オオカマキリの初齢幼虫?
2014年5月16日…大阪府池田市五月山

 カマキリの初齢幼虫がいました。この場所ではオオカマキリしか見たことがないので、オオカマキリではないかと思います。2014年の初見です。

 
  オオカマキリの卵鞘(卵のう)の写真
2019年1月13日…兵庫県川西市黒川
   ここしばらくオオカマキリの卵鞘(卵のう)を見ていないので草原を見てみました。すぐに見つかりました。やはり最も見つけやすいのがオオカマキリの卵鞘(卵のう)かと思います。

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