ヒメカマキリ

 

前足をきれいにするヒメカマキリ
2010年10月16日…兵庫県川西市多田院

 植物の茎にヒメカマキリのメスが止まっていました。2010年10月16日、兵庫県川西市多田院の芋生川沿いでのことでした。下の写真です。上の写真は、撮影をしているうちに飛んで下の方の葉に止まったところです。

ヒメカマキリの写真

 ヒメカマキリは森や林の周辺で見かけることがあります。数は少なくないようですが、小さくてなかなかいるのに気づきません。しかも、人などが近づくと茎などの向こう側に体をかくします。

田んぼのあぜ道にいたヒメカマキリ
2010年10月17日…大阪府池田市東山

 大阪府池田市にある五月山のふもとでヒメカマキリを見つけました。周囲が森林に囲まれた田んぼのあぜ道でした。2日連続でヒメカマキリを見つけたのは初めてです。

子どもが捕まえたヒメカマキリ
2005年9月4日…大阪府池田市五月山

 観察会をしていると子どもがヒメカマキリを捕まえてきました。谷沿いの林にいたようです。

箕面のヒメカマキリ
2012年10月1日…大阪府箕面市箕面

 病院の待ち時間が長かったので近くを歩いてみました。昨日の台風17号の風で倒れた木や落ちた枝が散らばっていました。道の横の人工の柵のようなもの(擬木)の上を見るとオスのヒメカマキリがいました。少し行くと今度はメスのヒメカマキリがいました。このような場所にいるとは思っていませんでした。

 上の写真をクリックすると、ヒメカマキリがいた場所のようすを大きな画像で見ることができます。

ヒメカマキリの卵のうの写真
2016年9月24日…兵庫県川西市一庫

 秋の虫の観察会をしていました。よく見ると手すりの木と金具の間にヒメカマキリの卵のうがありました。小さくてわかりにくい卵のうですが、さがすとけっこうあるものです。

ヒメカマキリの写真
2016年10月4日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市産)

 この時期、たくさんのヒメカマキリが見られます。ふと、「ヒメカマキリにもハリガネムシが入っているのだろうか」と思いました。大阪府箕面市のヒメカマキリで確かめてみました。腹部の先を湿らせるとすぐにハリガネムシが2ひきも出てきました。

ヒメカマキリとハリガネムシの写真
 
  ヒメカマキリ初齢幼虫の写真
2017年6月4日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市兵庫県川西市産)
   ヒメカマキリの成長を記録するのに昨年(2016年)大阪府箕面市のヒメカマキリに産卵させた1卵鞘と、兵庫県川西市で採集した1卵鞘を用意していました。2017年6月4日、早朝に見ると孵化をしていました。室温は19.1℃で肌寒く感じる朝でした。しかも孵化したのはどちらも同時だったので混じってしまいました。離れた場所ではないですので遺伝子的には大きな問題はないと思うのですがどちらにしろ元の場所には返せなくなってしまいました。写真は孵化日当日のものです。上の写真はクリックすると大きな壁紙として見ることができます。個人として使用していただいて結構です。
 写真で見るとサツマヒメカマキリの違いが分かりにくいように感じられるかもしれません。この写真のヒメカマキリの後肢には突起のようなものがないので初齢幼虫でも違いは確かめることができます。上の写真は特に大きく拡大できます。(誤りです。成長したヒメカマキリの後肢を確認すると三角形の突起がありました・2017年7月18日、8月18日記)
※と聞いたりした情報で書いたのですが間違いでした。サツマヒメカマキリにもヒメカマキリにも大きさの差はありますが、どちらにも「頭部に突起がある。」・「後肢等に突起がある」のが飼育をしていて確かめられました。個体差もあります。見る角度によっても微妙です。今の時点で間違わない区別の仕方は、「この時期に初齢幼虫なのは、間違いなくサツマヒメカマキリではなく、ヒメカマキリである」ということです。
  ヒメカマキリ初齢幼虫の写真
 
  ヒメカマキリの中齢幼虫の写真
2017年7月18日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市兵庫県川西市産)
   ヒメカマキリの中齢幼虫の写真です。サツマヒメカマキリは5月から6月には成虫になっています。
 
  ヒメカマキリの交尾の写真
2017年8月14日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市兵庫県川西市産)
   8月14日未明にヒメカマキリを見るとヒメカマキリが交尾を交尾をしていました。ただし、正確には交尾の関係でオスがメスの背中の上にいました。メスは8月1日前後、オスは8月10日前後に羽化をしていました。箕面市と川西市は距離的にも近くヒメカマキリにとっては同一の個体群と考えてよいと判断し、それぞれの場所で採集した卵鞘(らんしょう・卵のう)や成虫のメスをいっしょに飼育をしていました。昨年の卵鞘(箕面市・川西市)から孵化したものが成虫になったものです。
 
  ヒメカマキリの交尾の写真
2017年8月16日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市兵庫県川西市産)
   8月16日。見るとまたヒメカマキリが交尾をしていた。14日からの間に産卵が行われていたかは確認していません。
 
ヒメカマキリ飼育下での産卵(卵鞘・卵のう)の写真
2017年8月18日…大阪府池田市(飼育・大阪府箕面市兵庫県川西市産)
   やはりヒメカマキリの産卵が行われているか確認しました。オスはメスに食べられて翅だけが残っていました。ひとつだけ卵鞘(卵のう)がありました。17mm前後でした。寄生虫にやられていないので来年には何匹孵化するかを確認することができます。メスはもうひとつ産卵する可能性があるので観察を続けています。
  ヒメカマキリの羽化殻(脱皮殻)の写真
   一緒に羽化殻(脱皮殻)が4つ見つかりました。最後まで飼育していたのは1オス1メスだったので、それぞれの亜終齢から終齢、終齢から成虫に脱皮した時のものと思われます。上の写真はヒメカマキリの羽化殻です。
 下の写真のように後肢の三角形のでっぱりはヒメカマキリにもサツマヒメカマキリにもあるので脱皮殻で同定するのは難しいようです。
  ヒメカマキリの後肢の写真
 
  ヒメカマキリの卵鞘(卵のう)の写真
2019年1月13日…兵庫県川西市黒川
   ヒメカマキリは隙間に卵を産みます。そのためふつうに探しているとなかなか見つかりません。隙間をていねいに探さないと見つかりません。上の卵鞘(卵のう)は以前の卵鞘の半分ほどの長さほどしかありません。飼育をしているときも、自然の状態でもこのようなものが見られます。