大阪府豊中市服部緑地での写真のフィールド実習を受けているときに写真家のIto.先生に「この周辺にはオンブバッタが3種類いる」ことを聞きました。驚きました。オンブバッタは1種だと思って何の疑いも持ったことはありませんでした。3種とは、ふつうにいるオンブバッタとヒメオンブバッタ、オンブバッタの一種です。ヒメオンブバッタは複眼から頭部の先までの長さがやや短いそうです。そしてもう1種のオンブバッタは後翅が赤いそうです。和名はまだついていないそうです。(2012年10月現在)

　お昼ご飯の時間になりました。弁当を食べていると目の前にオンブバッタが飛んできました。フェンスにとまりました。元気よく飛ぶ様子に違和感がありました。飛びすぎです。「ひょっとするとこれが…」まず写真を撮りました。翅を開きました。下の写真です。いつものオンブバッタではありませんでした。後翅が赤いオンブバッタでした。(よく見るオンブバッタの後翅は無色透明です)

　1ぴきいるということはほかにもいるはずです。探しました。Ito.先生がよく飛ぶメスのオンブバッタを見つけられました。まず間違いありません。みんなで写真を撮りました。こんなに真剣にオンブバッタの写真は撮ったことがありません。後で後翅を見ました。下の写真のように赤い色をしていました。オンブバッタの1種のメスです。

　生き物の調査をしていると翅の赤いオンブバッタがいました。この周辺には多いようです。最近はアカハネオンブバッタとしていいようです。