クルマバッタはもう大阪府池田市周辺では見ることができないのではないか。最近このように感じていました。2011年9月6日、大阪府池田市で畦道を歩いていると、下のようなバッタの幼虫がいました。クルマバッタの幼虫だ。何10年も見ていないので少し自信がありません。成虫を探さなくては…。しばらくして見つかったのが上のクルマバッタです。胸の上の緑色の部分と翅の上の緑色の部分の色がいっしょです。クルマバッタの特徴です。

　クルマバッタの翅です。後ろの翅の模様がクルマバッタの名前の由来です。

　クルマバッタがどのような分布をしているのか見に行きました。この場所では、限られた一か所だけにいました。きっとこのような場所が周囲にいくつか点在するのでしょう。褐色型、緑色型ともに見られました。

　クルマバッタが生息する環境を撮影しておきました。

　松本 勝さんから五月山のクルマバッタの写真が送られてきました。わたしが知っているクルマバッタの生息する場所はもう少し湿度が高そうな場所だったので予想外の環境でした。

　「以前にも同じ場所で撮影しました。」と松本 勝さんからバッタの写真が送られてきました。やはりクルマバッタでした。ここには安定しているようです。

　松本 勝さんからクルマバッタの写真が送られてきました。もうこの時期に成虫になっているとは思ってもいませんでした。

　やはり五月山この場所では安定してクルマバッタが生息しているようです。松本 勝さんの撮影です。

　子ども達がいろいろな生き物をつかまえていました。ところがバッタが何匹も入ったケースがありました。ぜひ子ども達にはバッタを採集したりする経験をどんどんさせてあげたいものです。しかし、今日のコースで採集できる大きなバッタの子どもは、…。よく見るとやはりクルマバッタの幼虫ばかりでした。最近は、大阪府池田市では2か所でしか見ることができなくなっているバッタになってしまったことを説明しました。このバッタの子どもは元の場所に返すことになりました。

　公園の芝を植えてある場所でバッタを探しました。開かれて乾燥した場所ですが、周囲が山に囲まれているためかいるのはクルマバッタでした。