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アゲハモドキ…擬態の代表

 

アゲハモドキの写真
2011年6月19日…兵庫県川西市

 

 アゲハモドキはアゲハモドキ科のガで、幼虫はクマノミズキやミズキの葉を食べます。写真にある兵庫県川西市だけでなく大阪府池田市や箕面市など北摂地域全体の広い範囲で見ることができます。

葉にとまったジャコウアゲハ
2011年6月19日…兵庫県川西市

 自然界にはいろいろな擬態をする昆虫がいますが、アゲハモドキは擬態の典型だと思います。上のアゲハモドキの写真と下のジャコウアゲハ(アゲハチョウ科)の写真を比べてみましょう。大きさではアゲハモドキの方が一回り小さいのですが、翅の模様だけでなく、腹部の赤い模様まで似ているのには驚きます。また、アゲハチョウ科のオナガアゲハも雰囲気が似ています。体に他の動物の嫌う物質をためて鳥などが食べるのを嫌がるのはジャコウアゲハです。ただし、チョウセンカマキリなどの昆虫やクモのなかまがふつうにジャコウアゲハを食べている場面には出会います。

吸蜜中のジャコウアゲハ
2005年9月3日…大阪府池田市神田

五月山でのアゲハモドキ
2011年8月24日…大阪府池田市五月山 Photo by M.Mat.

 大阪府池田市の五月山にいたアゲハモドキです。松本 勝さんが撮影されたものです。ノボロギクの葉上にとまっていたそうです。五月山でもときどきアゲハモドキを見ることがあります。

初秋のアゲハモドキ
2011年9月6日…大阪府池田市五月山 Photo by M.Mat.

 松本 勝さんからアゲハモドキの写真が届きました。この時期にはよく見かけられるそうです。

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