ホーム 》 チョウのくらし 》 ミズイロオナガシジミ

ミズイロオナガシジミ

 シジミチョウ科のチョウで北摂地域では、山地で見られます。食草がある場合には、平地で発生することもあります。主に山にすむシジミチョウで、「ゼフィルス」と呼ばれるチョウの一種類です。最もよく見られるゼフィルスの一種です。

ミズイロオナガシジミの写真
2008年6月8日…大阪府池田市五月山

 ヨウシュヤマゴボウの葉の上のミズイロオナガシジミ

ヨウシュヤマゴボウの上のミズイロオナガシジミ
2008年6月8日…大阪府池田市五月山

 ミズイロオナガシジミと同様に「ゼフィルス」と呼ばれるチョウの一種アカシジミがいないかと探しているとイヌビワの葉にミズイロオナガシジミがとまりました。この谷では初めて見ました。

 しばらくすると近くのヨウシュヤマゴボウの葉にもとまりました。結局3びきのミズイロオナガシジミに出会いました。みんな新鮮な個体でした。

クヌギにとまったミズイロオナガシジミ
2011年6月11日…大阪府池田市五月山

 下草にミズイロオナガシジミが止まっていました。しかし、すぐに気づかれて飛ばれてしまいました。近くのクヌギの葉の上に止まりました。角度が悪く証拠写真にしかなりませんでした。このクヌギで成長したのかもしれません。

林の中のミズイロオナガシジミ
2011年6月14日…大阪府池田市五月山

 薄暗い林の中を歩いていると下の方から小さなチョウが飛び出しました。ミズイロオナガシジミです。近くの木の葉の上にとまりました。暗いのでストロボを使用して撮影しました。

サルトリイバラの上のミズイロオナガシジミ
2011年6月27日…大阪府池田市五月山

 少し暗い林床にあるサルトリイバラの葉の上にミズイロオナガシジミがとまっていました。

クヌギの葉裏のミズイロオナガシジミ幼虫
2012年5月10日…大阪府池田市五月山

 クヌギの葉に何か幼虫がいないかと見ているとミズイロオナガシジミの幼虫がいました。

ミズイロオナガシジミの写真
2012年6月23日…大阪府豊能郡能勢町

 ゼフィルスの調査をしているときに最もよく見られたミズイロオナガシジミです。

ミズイロオナガシジミの写真

ハヤシクロヤマアリに運ばれるミズイロオナガシジミの幼虫
2013年5月9日…兵庫県宝塚市

 山道を歩いているとハヤシクロヤマアリがアオムシを運んでいました。よく見るとミズイロオナガシジミの幼虫でした。暴れていました。なんとぜいたくな。

アラカシの幹にとまるミズイロオナガシジミ
2013年5月29日…大阪府池田市鉢塚

 アラカシの幹の下の方にミズイロオナガシジミがとまっていました。新鮮です。アップで撮影しようと思ったとたん、ちょうど人が来て飛んで行ってしまいました。

ミズイロオナガシジミの写真
2013年5月29日…大阪府池田市五月山 Photo by M.Mat.

 ミズイロオナガシジミは町の周辺でも見かける、もっとも一般的なゼフィルスです。松本 勝さんの撮影です。

カキの葉の上のミズイロオナガシジミ
2013年6月15日…兵庫県川西市

 カキの葉の上にミズイロオナガシジミがとまりました。新鮮でした。

ミズイロオナガシジミの写真
2015年5月28日…大阪府池田市伏尾町

 ほんの5mほどの間にミズイロオナガシジミが5ひきもいました。1ぴきは、羽化不良で飛べません。ほかの個体もすぐ近くで写真を撮っても逃げようとしません。すぐ近くのクヌギかアベマキで発生したようです。