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河川敷や荒地に生きる蝶…キタテハ
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2007年10月14日…兵庫県川西市多田
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キタテハ
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タテハチョウ科のチョウで春から秋にかけて成虫を見ることができます。成虫越冬し、冬も暖かい日には姿を見ることがあります。荒れた土地に多く、以前は町の中でもよく姿を見るチョウでした。
最近は、町の中の荒地がなくなり河川敷など限られた場所でしか姿を見ることができなくなってきました。幼虫の食草がカナムグラのためその生息場所にキタテハもすむことになります。幼虫は特徴のある巣をつくります。この巣の中で蛹化します。
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キタテハの翅の表と裏
上の写真で見えているのが翅の表面です。右の写真で見えているのが裏面になります。
タテハチョウのなかまでは表と裏で模様が違うものが多く見られます。
また、右の写真を見ると、歩くのに使っているのが4本の足だけだということも分かります。前の2本の足は体に沿わせてかくれています。食べ物の味などを確かめるときに使うそうです。
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2007年10月14日…兵庫県川西市多田
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猪名川河川敷にカナムグラが生えています。カナムグラの葉は手のひらが開いたように見えます。ところが、左下の葉を見ると葉が合わさっています。これはキタテハの巣なのです。キタテハの幼虫はこのような巣を作ります。
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巣の中を下からのぞいてみました。この巣にはキタテハの幼虫ではなく、蛹がいました。
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開くと下の写真のように葉の真ん中にキタテハの蛹がぶら下がっています。
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タテハチョウのなかまの蛹はだいたいキタテハと同じように右のような形をしています。
キラキラと光る模様を持っているものもあります。
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早春の花が咲きほこっています。オオイヌノフグリは満開です。ホトケノザもピンクのきれいな花を咲かせています。
黄色っぽいチョウが飛びました。キタテハです。キタテハも成虫で越冬します。
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2006年3月11日…大阪府池田市桃園
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上の写真は越冬個体なのでオレンジがかっています。夏型は、もう少し黄色っぽい感じがします。
キタテハの幼虫も特徴のある巣を作るので知られています。最近は見る機会が減ってきました。
キタテハもふだんは4本の足で生活をする昆虫です。
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2012年3月20日…大阪府池田市東山町
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例年になく寒い冬がそろそろ終わりかけています。オオイヌノフグリが花を咲かせ始めました。今日の朝の気温は2℃前後、昼の気温も10℃少しです。それでも暖かい日差しに誘われてキタテハが飛んでいました。翅の破れた越冬後のキタテハが枯れたススキの葉にとまりました。
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2012年4月12日…大阪府池田市神田
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河川敷にキタテハの姿が多く見られます。外来種のタンポポやセイヨウカラシナで吸蜜をしていました。
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キタテハが交尾行動のような動きをしていました。1ぴきのキタテハが止まっているところに、ほかのキタテハが飛んできました。体を近づけていました。しかし、相手は動こうともせずにこの行動は終わってしまいました。
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