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 ギフチョウの卵から幼虫へ

 5月中旬、そろそろギフチョウの幼虫が孵化しているかなと見に行きました。

ギフチョウの幼虫の写真
2007年5月12日 兵庫県宝塚市

 2007年5月12日、そろそろギフチョウの幼虫が孵化しているのでは、と見に行きました。

 この場所は成虫が姿を見せるのも遅く、産卵も遅れがちになります。ようやく小さな幼虫がかえっていました。

ギフチョウの幼虫が孵化するころの環境

孵化前の卵

 成虫の時期と比べ、あっという間に緑が増していました。

 周囲を探すとまだ孵化していない卵が目につきました。産卵直後は緑がかっていますが、今は真珠のような色になっています。

孵化間近のギフチョウの卵

真珠のようなギフチョウの卵

 ひとつぶひとつぶがまるで真珠のようです。

 もうすぐ小さなギフチョウの幼虫が孵化しそうです。

 ヒメカンアオイの葉の周囲がかじられています。ギフチョウの幼虫かも知れません。

ギフチョウの幼虫の食痕

ギフチョウの孵化殻

 いました。葉をめくると6ぴきの幼虫がなかよくならんで休憩をしていました。

 ギフチョウの幼虫は小さい間なかよくいっしょに行動します。餌を食べるときも、休憩するときもいっしょです。

 よく見ると白い殻があります。6個です。幼虫の数といっしょです。6ぴきの幼虫はこの卵から孵化したのです。そして、卵の殻は食べずに残すのです。食べるかどうかは蝶の種類によって違います。

ギフチョウの孵化後の卵のようす

ギフチョウの若齢幼虫

 上の写真は、卵から孵化してまだあまりたっていない幼虫です。

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