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サトキマダラヒカゲ

 2006年5月28日、テレビで野球を見ていました。交流戦阪神タイガースと西武ライオンズの試合、9回表阪神バッター濱中の場面でチョウかガが濱中にまとわりついていました。背中に止まりました。サトキマダラヒカゲと思われます。フォアボールでした。次の関本にもまとわりついていましたが得点できず、結局この試合は阪神が負けてしまいました。やっと首位になれたばかりなのに…。

2006年5月5日…池田市古江町

 長い名前です。以前は、キマダラヒカゲという名前でした。ある研究者が2種類が混じっているのではないかと感じました。あまりにもふつうにいるチョウなので多くの人から標本が送られてきたそうです。「サトキマダラヒカゲ」と「ヤマキマダラヒカゲ」にわかれました。サトキマダラヒカゲは平地にふつうにいます。カブトムシなどを樹液で採集するときにいるのがこのチョウです。ヤマキマダラヒカゲは近くでは兵庫県猪名川町の大野山など標高の高い場所にすんでいます。

 ところで野球の話の続きです。このチョウは汗に来ます。大勢人のいる球場ですが最も汗臭かったのがバッターだったのかも知れません。山を歩いていてとまりにくるのもこのチョウです。

サトキマダラヒカゲ
2012年5月19日…池田市伏尾町

 5月には新鮮なサトキマダラヒカゲを見かけます。チョウではなくガだと決めつける人もいます。地味なチョウですがけっこう見ていると味わいのあるチョウだと思います。

 上の写真はクリックすると大きな画像になります。

サトキマダラヒカゲ