北摂の生き物　フィールドノート　　　植物一般編

　上の写真のヒメスミレは農村地域の石垣の下の湿った場所に生えていたものです。ただし、ヒメスミレは市街地のコンクリートの隙間でも株が増えていきます。二等辺三角形の葉が特徴です。花はノジスミレよりもずっと小さいので区別ができます。

　つい先日までたくさんの濃い青紫の花をつけていたヒメスミレですが、町の中では花が終わっていました。

　上のような環境にでもヒメスミレは生えています。そのため、帰化植物ではないかともいわれています。

　春らしい暖かい午後になりました。道路の横はヒメスミレが満開になっていました。

　近所の駐車場です。周囲はヒメスミレが満開です。雑草とは思えません。

　朝、急いで出勤をしようと歩いていると全然気づきません。ところが歩いているアスファルトの道路の端にはヒメスミレが満開になっています。やや小さいので気づきにくいのでしょう。「今満開のヒメスミレがある。」とわかっているとすぐに気づきます。しばらくすると花をつけなくなります。

　しばらく前からヒメスミレの花が見えなくなってていました。よく見ると種もそうとう散ってしまっています。紫色のかわいい姿が見れる期間は短いようです。