北摂の生き物 フィールドノート 植物一般編
ナデシコ科ハコベ属
ハコベという呼び方は特定の種類の植物をさす呼び方ではなく、ハコベ属全体をあらわすときの呼び方です。
七草摘みのころ
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春の七草を摘むころはまだ冬。春の七草のはこべらはこのハコベ属の総称です。
3月。コハコベの花が咲いていました。大阪府池田市で摘んでいたハコベはコハコベのようです。上の写真がコハコベです。一般にハコベはハコベラともいいこのコハコベを指していることが多いようです。史前帰化植物とされています。花弁は5枚ですが、深く切れ込んでいるので10枚に見えるものもあります。
わたしが子どものころ、母親の里(兵庫県川辺郡猪名川町)ではこのコハコベを古くなったまな板と切れなくなった包丁を使って細かく刻んで飼っているニワトリに与えていました。