◎入り口付近

・丹波層群…2億5000万年前〜1億5000年前の古生代から中生代の地層

 日本の地層の中では古いほうの地層である。

 熱変成を受けている。ホルンフェルスが多い。

 泥岩でできているが、花コウ岩が上がってきているのでやけている。

 ハンマーでたたくと、カンカンと音がするのが特徴である。

 放散虫(海にすむプランクトン)化石がほとんど出ていないので年代が分かりにくい。

《ルーペの使い方》…明るい場所で、ルーペを眼に近づけ、見るものを動かしてピントを合わせる。

 花コウ岩は、中生代(6500万年前)にぬいてきた。この花コウ岩は、放射性同位元素の測定によるとこのころの時代(中生代)のものであることが分かっている。そのため再結晶し、化石がなくなった可能性がある。

 丹波層群は、地層の向きが立っている場合が多く、力を受け、変形している。地層面が見られるといいのだが…。

 

 粒の大きさ…?

 固さ…固い地層が?をつくっている。

 

 泥岩と説明するのでいいのではないか。変成をうけているが生焼け程度である。ホルンフェルスと言っても間違いとまではいえない。

 より変成をうけている。

 泥岩に石英の線(実際には、石の中では面になってる)が見える。花コウ岩が上がってきた時に入ったものである。

 花コウ岩…三種類(石英・長石・雲母)とも入っている。一部結晶が小さいが…。

 捕獲岩…花コウ岩が上がる時にまわりのものがいっしょにまき込まれた。

 花コウ岩の結晶の粒の小さいものである。

 

 花コウ岩の雰囲気が出てきている。六甲山の花コウ岩を持ってくると典型的な花コウ岩が見られるが、いっしょにするとビオトープの場合と同様に混乱が起こるので注意が必要である。

◎小さな滝周辺

 冷えるのにこれまでの場所より少し時間がかかっているため花コウ岩の結晶がはっきしている。

◎石澄の滝の手前

 片麻岩と思われる物が見られる。ホルンフェルスっぽい⇒黒い石(泥岩が変わったもの)

◎断層

 石澄の滝周辺では、断層が多く見られる。

 間の石が破壊され、まわりの岩との接触面には、粘土がある。

たたいてみよう…どんな音がするのかな…?


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